入学して1週間。
やっぱり、男は黙って文化系だよな!!
と言うことでオレは、男らしく、少女漫画部に入ってみたぜ!!!

今日は先輩が、変身魔女っ子モノの新作を描いてるみたいだ・・・。
やっぱ、先輩はイラストが上手いよな。憧れちゃうよ。

そんな先輩を手伝って小指立ててトーンを貼ってる、ちっちゃな男の子。
アイツはオレと同じで、新入生なんだ。
慣れた手つきで、一生懸命、トーンを貼ってる。


すると――。
魔女っ子のマジカルステッキにトーンを貼ってたアイツが、
キラキラな目で、不意にオレに問いかけてきたんだ・・・。
童顔でとても愛らしい、男の子。
なんだよ、コイツ。なかなかカワイイ顔してるじゃん。


「ねぇねぇ。もしもさ、魔法が使えるならさ、キミはどんな魔法を使ってみたい?」


ん?・・・魔法?
そうだな。オレが魔法を使えるんだったら――!!



A 空を飛びたいな!空を飛んで・・・大好きな人の胸の中へ飛び込んでいくのさ!!

B 透明人間になりたいかな?姿を消して、大好きな人を、風呂の中まで・・・つけ回したいな!!