夢に見るほど愛してる!
1
事の始まりは、10日ほど続いた私たちの舞台が終わった、翌日だった。
楽しすぎた舞台の東京公演が終わり、私たちカントリーガールズは、久しぶりにももち先輩と合流して、日常生活に戻った。
でも、あまりに楽しかった舞台の毎日が終わり・・・・・その寂しさから、私は、いつものアレに陥っていたのだった。
「ちゃみしいよ〜〜ちゃゆ〜〜〜!!!」
「はいはい、ちゃゆちゃゆちゃゆ〜!!」
「戻って来てよ、ちゃゆ〜〜」
「大丈夫。ちゃゆはみんなの心の中にいるよ。うさちゃんピース!」
撮影が始まるまでの待ち時間。
私がソファに座る愛香ちゃんに縋りつき、愛香ちゃんが「ちゃゆ〜」と言いながら頭をナデナデしてくれる光景。
その地獄絵図を見ながら、爆笑しているちぃと舞ちゃんと結。
そして、椅子に座りDSをやりながら、若干ドン引きした様子で、遠巻きで見ているももち先輩。
ももち先輩は関わりたいような関わりたくないような、物凄い微妙な表情で、私たちに問いかけてきた。
「えっと・・・ごめん、聞いていい?愛香ちゃん」
「はい、なんでしょう?ももち先輩」
私の頭を撫でながら、いつもの愛らしい声で笑顔を向ける愛香ちゃん。
ももち先輩は「この状況で、よく、普通に返せるよね・・・」とボソッと呟き「えっと、あんまり聞きたくないんだけど・・・その人、何が起きたの?」と言葉をつづけた。
聞きたくないけど、関わりたくないけど・・・・とりあえず、PMとしては、メンバーの心理状態を把握しなくてはいけないらしい。
「あ、はい。これは梨沙ちゃんの持病みたいなモノなので・・・」
「じ、持病?」
「梨沙ちゃん、寂しくなると、定期的に『さゆロス症候群』に陥るんです」
「さ、さゆロス症候群・・・・ですか?」
「そーゆーときは、こうやって優しく、『ちゃゆ〜』っていいながら、頭撫でてあげると、少し落ち着くみたいで・・・」
「そっか。解った。聞くんじゃなかったわ・・・・」
そう言って、もう一生関わるまい!と心に誓ったような表情で、ももち先輩は再びDSを始めた。
愛香ちゃんは笑顔でももち先輩にコクリと頷くと、「はい。ちゃゆでちゅよ〜」と頭を撫でるのを再開してくれた。
はぁ〜〜。ちゃゆと言いながら、頭撫でられると、心が落ち着くわ〜〜。
一方。そんな私たちの周辺からは、ちぃと舞ちゃんがボソボソと
「あぁ〜あ。ジェリーはカッコ良かったのになぁ」
「梨沙ちゃんはちゃゆだけど、舞たちはジェリーに会いたいよね〜」
と言う声が漏れ聞こえ・・・・それを聞いてまた、結が手を叩いて爆笑していた。
えーい、うっさいわ!!ジェリーさんだって、さゆロスになるんです!!
そんなグダグダなやりとりを私たちがしていると、
不意に、ガチャっと部屋の扉が開き、制服姿のやなみんが「遅くなりました〜」と言って現れた。
学校の行事があったらしく、元々今日は、集合に少し遅れるとは聞いていたので、みんなフツーに「おつかれさま〜」と声をかけた。
やなみんは学校の鞄をテーブルの上に置くと、愛香ちゃんと私の方を観て、「あ。やっぱり今日も山木さん、さゆロスなんですね」と、心配そうに声をかけた。
「え?今日も?・・・・今日から発症したんじゃなかったの?」
もう関わるまい!・・・って姿勢を見せていたももち先輩だが、やなみんの言葉を聞いて、思わず会話に割り込んでしまったのだろう。
「まぁ、すごくどーでもいいんだけど・・・」と語尾を弱めながら、言葉をつづけた。
すると、その質問に対しやなみんは、
「あ、はい。実は、昨日の舞台の打ち上げからなんですよ。終わるのが寂しいみたいで・・・『ちゃみしいよぉ!夢でも会いたいよぉ!ちゃゆちゃゆちゃゆ』って、ずっと・・・」
「そう・・・・。梨沙ちゃん、頼むからさ、後輩に、もうちょい、お手本になるような行動を・・・・・・・」
「大丈夫です!!山木さんを見て、私、梁川は・・・『人を愛する想いの強さ』を学びました!!山木さんは愛を教えて下さる、素晴らしい先輩です!」
「・・・・・・・・・・・・。そうか。なら。いいわ。」
もう、なんか色々諦めたらしく、ももち先輩はそう言うと、「ホントに、絶対、決して、関わるまい!」と心に決めたらしく、イヤホンを挿した状態で、再びDSを始めてしまった。
あぁ・・・・さっきまで、イヤホンは挿してなかったのに・・・・ももち先輩が1対6で心の壁を・・・・。
私は「すいません、ももち先輩・・・」って心の中で呟きながら、愛香ちゃんのナデナデに癒しを求めていると・・・
やなみんが俄かに手を叩き、「あ、そうそう!!山木さん!!私、実は、山木さんにイイ物を持って来たんです!!」と声を上げた。
「・・・・え?イイ物?」
愛香ちゃんに纏わりついていた私は、身体を起こしてソファに座り直し、不思議そうにやなみんの方へ顔を向けた。
同じく隣に座る愛香ちゃんも、キョトンとした目で、やなみんを観る。
それは、ちぃも、舞ちゃんも、結も・・・・みんな一斉に、やなみんへ視線を向けたのだった。
みんなの注目を一矢に浴びるやなみん。
だが、やなみんは臆することなく、ニコニコな笑顔で学生鞄の中を漁ると、「実はこれなんです!」と言って、2枚の・・・御札?・・・の様なモノを取り出した。
愛香ちゃんはソレを見て、「・・・・なに、それ?」と、首をかしげた。
すると、やなみんは、ちょっと舌っ足らずのいつもの口調で、むっちゃ得意気に、私たちに御札を見せつけながら、こう言ったんだ。
「これは、梁川家に伝わる秘宝で・・・・『見たい夢を見れちゃう呪符』なんです!!」
「・・・・・・・・・・・・・・え?見たい夢を・・・見れちゃう・・・呪符?」
突然のあまりの超展開。
私は何も反応が出来ないまま、そろ〜っと隣の愛香ちゃんを見ると、愛香ちゃんは「あぁ・・・梨沙ちゃんのせいで、やなみんも壊れた」って表情で、私と目を合わせ、残念そうに眉尻を下げていた。
い、いや、別に私のせいでは・・・・・・・・・・・・わ、私のせいなのかな??
だが。そんな私たちの心配とは裏腹に。
やなみんは呪符を左右の手に1枚づつ持ち、当たり前のように、説明をつづけたのだった。
「この御札を枕の裏にくっつけ、頭の中で『観たい夢』を念じながら寝るんです。すると、観たい夢が必ず見れます!!」
「ほ、本当に?」
「えぇ。山木さん、本当です!!私も何度も、この御札を使って、観たい夢を見てます!!夢でポケモンを何度もGETしました!!」
「えぇえええ?マジなの!?」
「『夢でも会いたいよ、ちゃゆ〜』って言ってましたよね?だから・・・・・夢で逢ってください。道重さんと」
そう言って呪符を私に差し出すと、やなみんは「山木さん・・・・良い眠りを・・・」と言って、私に女神の様な微笑みを与えてくれた。
「や、やなみん・・・・」
私は今にも泣きそうな眼差しで口元を押さえ、「ありがとう・・・やなみん・・・」と声を絞り出し、呪符を受け取った。
隣では愛香ちゃんが「ホント、素晴らしい後輩を持ったねぇ〜梨沙ちゃ〜ん」と言って、私の頭をポンポンと叩いてくれた。
そうだね。ホント、そうだね!!
先輩のさゆロスを気遣ってくれて・・・素晴らしい後輩だよ。涙が出てくるよ・・・。
・・・・・・まぁ、しょーじき、呪符の効能は眉唾だけど・・・・その気持ちだけでも嬉しいよね。
「じゃぁ、今夜はこの呪符を試しに枕に・・・」
と言いかけた私だが、ふと、その瞬間、1つの疑問が浮かんだ。
「・・・・・ってゆっか、奈々美ちゃん」
「はい?なんでしょう?山木さん」
「あ、いや。1つ質問なんだけど・・・・この呪符2枚あるけど、2枚ともつけないとダメなの?」
そう。渡された呪符は2枚。
呪符には観た事のないような漢字(呪文かな?)がビッシリと綴られ、片方は真ん中に大きな文字で「甲」。そしてもう片方には「乙」と書かれている。
『甲と乙』と書かれてる辺りからして・・・2枚で対になってる呪符なのは間違いないとは思うけど。
すると。やなみんは、私の問いに対し、自信たっぷりにかぶりを振り、こう答えた。
「あ、いえ。それ、単に2人分あるだけだと思います。1枚で平気です!!」
「そうなの?」
「なんだったら、他の方がもう片方、使って頂いてもいいですよ?」
やなみんが、そう言うやいなや、私の隣に座っていた愛香ちゃんが物凄い勢いで「え!!じゃぁ、まーが使いたい!!」と、我先にと手を上げたのだった。
あまりの勢いに、結はびっくりして「うぉおお!」と悲鳴をあげ、ちぃは「あぁ〜!!手を上げる隙が全く無かった!!」と嘆くほどに・・・。
あぁ、そう言えば愛香ちゃんって、水素水とかマヌカハニーとか・・・眉唾アイテム大好きだもんね・・・食いつくよね、こーゆーアイテムに。
そんな愛香ちゃんに、
「あ、じゃぁ。是非、片方は稲場さん、使ってください!!」
「やった!!ありがとう、やなみん!!わーー!なんか、こーゆーの、興味あるぅうう!!」
「では、稲場さんも・・・・良い眠りを」
そう言って、やなみんは、女神の様な笑顔を向けたのであった。
ってゆっか。今更ながら、何者なんだろう・・・・やなみんは・・・・。
まぁ、なにはともあれ、こうして。
私は若干眉唾ながら・・・・やなみんから『見たい夢を見れちゃう呪符』をGETしたのだった。
そして、その日の夜。
私はさっそく、その眉唾アイテムを使ってみる事にした・・・・。
「え〜〜〜〜っと!!サユミンランドールを枕元に置いて!!道重さんのポスターを天井に貼って!!」
その日の夜、私は早速、実行に移した。
道重さんの写真集を枕元に置き、道重さんのヲタTを身にまとい、道重さんのポスターを天井に貼り、
ピンクのサイリウムを常夜灯にし、サユージアをBGMに流し、道重さんのイメージビデオをTVに再生し・・・・全てを道重さん一色にした。
そう、眉唾アイテムとは言え・・・・・私はやる以上は徹底的にやるタイプだからね!!寝るときに、道重さん以外の事を考えられない様にしないとね!!
それに・・・。
眉唾アイテムではあるけど、確かに、こうやって道重さん一色に染めてしまえば・・・呪符とか関係なく、道重さんの夢を見れるかもしれないと思った。
そう、会えないなら、せめて夢の中・・・・姿を見せて・・・・ちゃゆちゃゆちゃゆ〜〜〜〜〜!!!!
「うわぁ〜。どーしよ、緊張する!!ホントに夢に出て来ちゃったら、どうしよ、うわ、緊張で眠れない!どうしよう!!ちゃゆーーー!!」
こうして・・・・。
夢で会いたいと言う思いと、夢で会えちゃったらどうしようと言う緊張と、流れてるイメージビデオの美しい映像が気になって、中々眠れないまま・・・
いつしか私は、夢の世界へと沈んで行った。
だけど。
その日、観た夢は、私が思い描いていたハズの夢。
道重さんの夢では、なかったんだ・・・。
夢の中で、私は雪国にいた。
時刻は夕暮れ時で、一面雪に染まった、どことなく見覚えのある街並みだった・・・・。
キョロキョロとあたりを見渡すと、すぐ側にテレビ塔が見え・・・・私は、「あれ?ここ、北海道なんじゃ・・・・?」と、わりとすぐに、気づいた。
「ここ・・・・こないだのイベントで来たよね。大通だ!!あっち行くと、時計台・・・??」
雪がハラハラと落ちてくる。
寒いハズ・・・・なのに、寒さを全然感じないのが、ここが夢であることを証明していた。
夢・・・そっか、夢だ!!
でも、なんで北海道なんだろう?私はこれっぽっちも、北海道の事なんて、考えてなかったのになぁ・・・。
こないだ雪まつりのイベントに参加したからかな?
不思議に思いながら、私はベンチに腰を掛け、ハァ・・・と息を吐いた。
寒さは感じないけど・・・・息はちゃんと、白く立ち昇って行くのが、なんだか不思議でしょうがなかった。
「まぁでも、道重さんは会えなかったけど。北海道の夢なんて、中々見れないし、ラッキーかな!!」
そう呟き、夕陽の沈んで行く綺麗な大通公園を、私は目を細めて眺めていた。
北海道の夕陽なんて、中々見る機会もない。綺麗な夕陽に、完全に見入っていた・・・。
その時だった。
「お待たせぇ!!梨沙ちゃん!!!」
「・・・・・・・・・・・・・え?」
ベンチの後方から、不意に、聞き覚えのある声が届いた。
特徴のある、絶対に聞き間違える事のない、柔らかな甘い声。
私は目を見開き、おもむろに、ベンチに座ったまま後ろへと身体を振り返えらせた。
するとそこには・・・・。
「愛香・・・・・ちゃん?」
「ごめんなさい!待たせちゃったね、梨沙ちゃん」
「え?・・・・あ・・・・・・なんで?」
「ん??なんでって・・・・5時にデートの約束してたのに、遅れちゃってごめんって事だよぉ!」
「デート・・・・?」
何を言ってるのかさっぱり解らなかった。
キョトンとする私に、愛香ちゃんは眉尻を下げて、「だから、ごめんって。怒らないでよ〜」と謝り、ストンっと、私のベンチの隣に腰をかけた。
2人の隙間は1センチもない・・・・ピッタリと密着した、まるで恋人のような距離。
「なんか、今日、なまら寒いねぇ〜〜!!」
「えっと・・・・あ・・・・うん・・・・」
寒さはない。きっと夢だから、寒さを感じないんだ。
でも、夢の中の登場人物である愛香ちゃんは、随分寒がってるみたいで、
寄り添ったまま、私の右腕に自分の左腕を絡め、体を竦めていた。
「平気?愛香ちゃん。どっか、お店でも入ろうか?」
私は全く寒さは感じなかったけど、愛香ちゃんは随分寒がっているし・・・。
とりあえず、どこかお店に避難しようと提案してみた。
でも、愛香ちゃんは「ううん。いいよ」と言って、クスっとちいさな笑い声を上げた。
「だって。お店入っちゃうと、くっ付けないし・・・」
「・・・・・・・・・え?」
「もうちょっと、このまま、梨沙ちゃんとくっついて居たいもん・・・」
そう言うと、愛香ちゃんは腕をからめたままに・・・・左手で私の右手を、恋人繋ぎで、ギュッと握ってきた。
一方、私はと言うと・・・・・・・なんかもう、今自分が置かれている状況が、さっぱりと理解出来なくて・・・ただただ、凍り付いている事しか出来なかったんだ。
なんなんだ?なんなんだろう?このシチュエーションは?!
私は夢の中で・・・・愛香ちゃんと、どんな関係なんだ?一体、なんなの、これ!??
すると・・・。
愛香ちゃんはコテンと私の肩に、頭を乗っけてきた。
私はもう、どうしていいか解らなくて、ただただ、体をカタカタと震わせていた。
「大丈夫?梨沙ちゃん。・・・・寒い?震えてる。」
「あ、う、うん。ちょっと・・・」
「そっか。じゃぁ、やっぱり、お店、入った方がいいね。風邪引いちゃうとマズいもんね」
寒くなんてなかったけど、とりあえず、この謎すぎる状況を私はなんとかしたかった。
愛香ちゃんは私から腕を離すと、トンっと軽快に、ベンチから立ち上がった。そして・・・・
「はい、梨沙ちゃん」
愛香ちゃんはニコニコな笑顔で私に手を差し伸べる。私は愛香ちゃんを見上げながら、「あ、ありがとう」と言って、その手をとり、ベンチからゆっくりと立ち上がった。
立ち上がると、いつも通り、愛香ちゃんの目線は自分より低い位置になる。
手は握られたまま、そして、この謎すぎるシチュエーション・・・・。
落ち着く事なんて出来るワケない状況だけど・・・・不思議と、自分よりちょっと背の低い愛香ちゃんを見降ろしていると、少しだけ落ち着く気がする。
「どうしたの?梨沙ちゃん。むっちゃ、まーの事、ガン見してぇ〜」
「え?・・・・あ、違うの!!いや、なんか、愛香ちゃん、ちっちゃくて、あの・・・・カワイイなぁ〜って」
「もぅ!!すぐ梨沙ちゃん、そーゆー事言うんだから〜」
なんだかちょっと、顔を赤くしている愛香ちゃんが、しょーじき可愛い・・・・。
ってか。・・・すぐそーゆー事を言うって、どーゆー事を言うんだろう・・・夢の中の私は・・・。
夢の中の私は、すぐ、なにかっていうと、「愛香ちゃん、カワイイ」とか言ってるのだろうか・・・・。
そんな事を考えていると、
愛香ちゃんは「ねぇ、梨沙ちゃん・・・」そう言って、繋いだままになってた手を握りしめ、グイッと引き寄せた
あまりの急な動作に、私はバランスを崩すと、そのまま、愛香ちゃんに抱き留められた。
そして、私を抱きしめたまま、愛香ちゃんは耳元に唇を寄せ・・・消え入るような、淡くて柔らかい雪の様な声で、こう呟いたんだ。。
「梨沙ちゃん。好き・・・・」
「・・・・・・・・・ま、愛香ちゃん・・・」
「大好き・・・」
そう言って愛香ちゃんは、キュッと目を細め、唇を噛むと。
ゆっくりと・・・・私の頬に右手を添え、その真っ赤に染まった顔を、私の唇へと寄せて来たんだった。
それはもう。
私は一瞬で・・・・・目が醒めた。
「うああああああああああ!!」
急激な覚醒。心臓がバクバクと音をたてる。口の中が妙にカラカラで喉が渇く。
私はベッドに倒れたまま、、「ハ〜」と大きく息を吐いた。
「なんだったんだろう・・・・今の、夢・・・・」
私は半分涙目になりながら、虚空を見上げていた。
わけわからないまま、私は震える手で、自分の唇に触れる。
そんな情けない私を・・・・天井から、道重さんのポスターがビーナスの様な笑顔で、見守っていてくれたのであった・・・。
( Aへ続く・・・・ )