第2回 Berryz工房 ソロDVD 選手権 〜桜満開編〜



<エントリーDVD>



      

  清水佐紀       嗣永桃子       夏焼雅       須藤茉麻


    

 徳永千奈美
     熊井友理奈      菅谷梨沙子




<開幕の言葉>

やぎ「はい!!と言う事で始まりました、第2回 ソロDVD 選手権〜桜満開編〜!!」

やぎ「司会はお馴染み、ベリヲタ界の水野晴郎・・・」

やぎ「『ベリーズってホント、いいですねぇ〜』」

やぎ「ベリーズコメンテーターのやぎがお送りいたします」

やぎ「そして、今日の解説は・・・最近『笑っていいかも?!』で大人気!!」

やぎ「映画評論家のおすきさんにお越しいただきました!!」

やぎ「おすきさん、こんばんわ!!」

おすき「はい、こんばんわ」

やぎ「えーと、第1回目のヲタT選手権の時には、P子さんにお越しいただいたんですけど」

やぎ「今回はおすきさんに来ていただいたと言うコトですが・・・」

おすき「まったく、冗談じゃないわよ!!」

おすき「面白いDVDがあるからコメントしてくれと言われて来てみれば・・・」

おすき「なによ!映画のDVDじゃないじゃないのよ!!」

やぎ「はぁ・・・。誰も映画とは言ってませんけど」

おすき「アタシにDVDのコメントって聞けば、当然映画だとおもうでしょ!!」

おすき「ひっぱたくわよ、アンタ!!!」

おすき「大体、どうせDVDのコメントなら、ジャ○ーズの依頼にしなさいよ!!」

おすき「なんでアタシが、女の子のDVDを見てはしゃがなきゃいけないのよ!!」

やぎ「まぁまぁまぁまぁ。おすきさん、落ち着いて」

やぎ「ジャ○ーズはいませんけど、ジャ○系のイケメンはちゃんとメンバーにいますから」

おすき「あら?ホント?いい男なの??」

やぎ「いや。女です」

おすき「オンナのイケメンなんていらないわよ!!オンナはみんな、オカマのライバルよ!!!」

おすき「大体ハロプロ嫌いなのよ、アタシ!!」

おすき「アタシの太陽が!!アタシのウルトラマンコスモスが!!ハロプロメンバーに・・・・・キーーーーッ!!」

やぎ「・・・・・・・・まぁまぁ、おすきさん。気持ちは解りますが」

やぎ「その話題にあんまり触れられると、ここでウインドウ閉じてしまう人が何人か現れそうなので・・・」

やぎ「強制的に先に進ませていただきます」




<お団子争奪サバイバルドミノBK編>

やぎ「と言うワケで・・・・」

やぎ「強制的にこの解説からスタートしたいと思います」

やぎ「おすきさん、よろしくお願いします」

おすき「よろしくじゃないわよ、まったく・・・」

おすき「で。一体なにをするの?今から?」

やぎ「おっ!ようやく諦めてその気になってくれましたか!!」

やぎ「まずはDVDの一番最初のコーナー、『サバイバルドミノ』から全員分ご覧になっていただき」

やぎ「その残念さ・・・オモシロさを比較していただこうと思います」

やぎ「サバイバルドミノとは、5分以内にドミノでBKの文字を作り、全部倒せたら成功」

やぎ「とりあえず全員の結果からご報告しますと・・・」



清水・・・・Bのみ成功(お団子1個)

嗣永・・・・BK成功(お団子2個)

夏焼・・・・失敗

須藤・・・・失敗

徳永・・・・BK成功(お団子2個)

熊井・・・・失敗

菅谷・・・・失敗



やぎ「こんな感じです」

おすき「失敗の人、多いわね」

やぎ「ともかくみんな『K』が鬼門みたいですねー」

やぎ「みんなまずは当然『B』から作るじゃないですか?」

やぎ「で、『B』をようやく作り終えた後に、いざ『K』を・・・となって」

やぎ「『あれ?Kってどうすればいいの?』になる」

やぎ「そこでテンパって時間切れのパターンが多かったです」

おすき「確かに・・・『K』をドミノ倒しで作るんでしょ?」

おすき「難しいわよね」

やぎ「一箇所からスタートして、ドミノを3方向に拡散させますからね」

やぎ「私も『どーやって作るんだろう?』と物凄く疑問でした」

やぎ「『B』は丁寧に並べれば出来なくないけど、『K』を作るには発想の柔軟性が必要です」

おすき「ふーん。男と女、両方の性を持つオカマも、柔軟性が大切なのよ」

やぎ「・・・・・・・・・・・・。(オカマの相手をする側も、柔軟な心がないとムリだよな・・・)」

おすき「なによ?黙り込んで!!」

やぎ「あっ、いや。なんでもないです!!!」

やぎ「そ、それでは全員のドミノ倒しをみながら、結果を検証して行きましょう!!」




<須藤茉麻>

やぎ「まずは茉麻から検証しましょう」

おすき「なんか・・・和服似合うわね、このコ」

おすき「妙な貫禄があると言うか・・・」

やぎ「えぇ。茉麻が和服着てタスキ掛けしてると、『おかみさん』って感じですよね」

やぎ「日本酒を注いでもらいたいハロメン、NO1です」

おすき「解る気するわ」

おすき「おつまみの上手な女将さんって感じよね」

やぎ「茉麻の作る肉じゃがは、日本三大珍味のひとつと言われてますからね」

やぎ「しかし。さすが、オカマは女を見る目もありますね!!」

おすき「2つの性を持つオンナよ、アタシ。甘く見ないで欲しいわね」

やぎ「そんな茉麻ですが、最終結果は失敗となります」

おすき「このコ、両方失敗したのよね?」

おすき「途中まではいい感じに見えるんだけど・・・」

やぎ「Bはね。絶対にもっかいやれば成功したと思うんですよ」

やぎ「実際、時間切れ後にもっかいやって成功してるし。惜しいですよね」

やぎ「なんつーか。茉麻はKの魔力にハマってしまった典型ですね」

おすき「Kに入った時点で3分余ってるのにねぇ・・・」

やぎ「Kで時間食いすぎて、Bをやり直す時間がなくなってしまったんです」

やぎ「Kでハマってしまったメンバーは、みんな『Kがこれじゃ倒れない』と気づいたメンバーです」

やぎ「『じゃぁ、どーすれば倒れるか?』と考えて時間をロスする・・・と」

おすき「Kで悩まないで、とりあえず簡単なBから、かたしちゃえば良かったのにねぇ」

やぎ「そう言うズルい考えを出来ないのがベリーズ工房です」

やぎ「茉麻のドミノ倒しを見てると、マジメな性格がよくわかります」

やぎ「マジメだから『K』で無駄に悩んでロスしちゃうんですよ」

おすき「まだ子供だから、一生懸命なのね」

おすき「アタシみたいな大人のオンナになれば、ズルさの1つも覚えるんですけどねぇ〜」




<清水佐紀>

やぎ「そして、茉麻と同じマジメタイプが佐紀ちゃん」

おすき「ちっちゃい子ね。いくつ?」

やぎ「こんなですが、高1で最年長です」

おすき「ウソ!小学生に見えるわ!!!」

おすき「さっきの女将さんよりも、年上なの?!!」

やぎ「これがベリーズマジックです」

おすき「やっぱりオンナって怖い生き物だわ・・・」

やぎ「そんな佐紀ちゃんのドミノ倒しは、茉麻よりもさらにマジメです」

やぎ「いや。茉麻よりもマジメというより、茉麻よりクソマジメと言うべきか・・・」

やぎ「Bがぶっちゃけ、デカくつくりすぎ」

おすき「そうよね。この子は小さいのに、なんでこんなデカく作ってるのよ?」

やぎ「デカくなりたい願望が『B』の字に現れたのかもしれないですね」

おすき「Bの真ん中あたりで、3分経過してるわよ?大丈夫?」

やぎ「デカく作りすぎて、時間配分が上手く行ってないですね」

やぎ「しかも綺麗にチマチマと並べすぎ。そりゃ時間かかるってモンです」

おすき「人生に不器用なタイプね」

やぎ「しかし。不器用だけどしっかり者なのが佐紀ちゃんらしさです!!」

やぎ「このしっかりさ故に、最後に救われるんです」

やぎ「それこそが、佐紀ちゃんです!!」

おすき「にしても。Kの方は、Bで残り時間2分オーバーしてる時点で絶望的ね」

やぎ「そうですね、Kはとりあえず並べただけの状態になってます」

やぎ「で。本人も『絶対K行かない』と、自覚してますからね」

やぎ「ま。自覚してるだけ、佐紀ちゃんは賢いですよ」

おすき「Bは自信あるみたいね」

やぎ「あれだけチマチマと時間かけて並べましたからね」

やぎ「実際、綺麗にBは倒れました」

おすき「ソレに対して、Kは微妙な感じで残ったわね」

やぎ「いっそ1ラインしか倒れなければオモシロかったのに」

やぎ「中途半端に別の所も倒れてしまったから、非常に地味です」

やぎ「佐紀ちゃんが自分で『地味に終わっちゃいましたね』と自覚するぐらい地味です」

おすき「顔も地味だし、なんか華のない子よね〜」

やぎ「そうですね。Bは成功してお団子を1本獲得しつつも、Kは至極地味に終了」

やぎ「この堅実さ、かつ、華のなさこそ、清水佐紀の真髄です!!」

おすき「オカマは華やかな子が好きだから。この子はちょっと地味で頂けないわ」




<嗣永桃子>

やぎ「これまで失敗を2連続で見て戴いたので・・・」

やぎ「ここで模範解答を見て戴きましょう」

やぎ「成功者、嗣永桃子です」

おすき「この子は2つとも成功したのね」

おすき「よく、Kも成功したわね」

やぎ「コイツは凄いですよ」

やぎ「手際の良さと、頭の回転、そして発想の柔軟さが一目で解ります」

やぎ「この頭の回転の速さと柔軟さが、コンサ時のイレギュラーにおける対応の早さに繋がるのです」

おすき「確かに。妙に手際がいいわよね。嗣永さん」

おすき「Bを作るのが早いわ」

やぎ「えぇ。桃子の賢いところは、Bをつくるのに『谷』をつくらなかった所なんですよ」

おすき「谷ってなに?」

おすき「アタシはどうせ、胸の谷間ないわよ!オカマだから!!」

やぎ「・・・・・・・・いや。そんな話じゃなくてですね、おすきさん」

やぎ「じゃぁ。解りやすく、画像を上げて解説しましょう」




やぎ「まず、これが佐紀ちゃんの作った『B』です」

おすき「さっき見たヤツね。清水さんが成功した分よね」

やぎ「えぇ、そしてこれが桃子の作った『B』です」




やぎ「違いがわかりますか?」

おすき「あぁ!!!」

おすき「確かに!!嗣永さんの『B』の山の部分、『谷』を作ってないわ!!」

おすき「清水さんは谷を作ることで『M』っぽくなってるけど、嗣永さんは違うわね!!」

やぎ「これを見て、どっちが手間がかかってないか一目瞭然でしょ?」

おすき「嗣永さんの方が、無駄にドミノを使ってないわよね」

やぎ「そうなんですよ」

やぎ「佐紀ちゃんはよーするに、円をわざわざ2つ作る感じだけど」

やぎ「桃子は円に半円をくっつけただけの簡単な状態」

やぎ「だけど。手間のかからない桃子のやり方の方が、『B』って字により見えるんですよね」

おすき「確かに、嗣永さんの方がちゃんと『B』の字に見えるわ」

やぎ「佐紀ちゃんのドミノの並べ方は、どっから倒しても全部ちゃんと倒れるよーに並べたドミノの並べ方」

やぎ「その代わり、並べるのに時間が凄くかかる」

やぎ「ソレに対して桃子のは、始点と終点を決めて、そっから倒すと全部倒れる並べ方です」

やぎ「なので始点か終点のどっちかから倒さないと成功しないんだけど」

やぎ「桃子は『どっから行くべきだー?』と言いつつも、ちゃんと始点を解ってましたもんね」

やぎ「中々賢いですよ、ヤツは」

おすき「そうね。嗣永さん、B作るのが早かったものね」

やぎ「ちなみに。桃子と同じやり方で『B』を作ったメンバーは、友理奈だけです」

おすき「あら。その友理奈ちゃんも、それじゃ早かったって事よね」

やぎ「友理奈も『B』は凄く作るのが早かったです」

おすき「やっぱり。このやり方だと早いのね」

やぎ「瞬時にこのやり方が浮かんだ桃子と友理奈は、中々賢い子ですよ」

やぎ「あと・・・。桃子の凄さ、その2。手際の良さ」

やぎ「桃子がドミノ作るのが早い秘訣は・・・」







やぎ「必要なドミノだけ、自分の手元にかき集めるんですよ。この人」

おすき「ホントだわ!!『K』を作るとき、ちゃんとドミノを『B』の向こう側に移動させてるわ!!」

やぎ「他のメンバーは、わざわざ手を伸ばして『B』の向こうにあるドミノを取るので」

やぎ「微妙にタイムをロスするんです」

やぎ「桃子は手元にかき集めてから並べるので、手際がいい」

おすき「やるわね。この子」

おすき「オカマは出来るオンナ、結構好きなのよ」

やぎ「ちなみに、桃子以外でこのやり方をしてたのは、佐紀ちゃんのみです」

おすき「あら。清水さんしてたの?」

おすき「気づかなかったわ」

やぎ「地味ですからねぇ、佐紀ちゃん」

やぎ「でも。佐紀ちゃん『B』は遅かったけど、意外と、『K』並べるのは早かったじゃないですか」

やぎ「それは『K』を作る為に、ちゃんとドミノを移動させた事が多少影響してるかなーと」

やぎ「ちなみに。佐紀ちゃんは『B』の段階では寄せてないけど・・・」

やぎ「桃子は『B』の段階から、必要なドミノだけ自分の手元に寄せてます」

やぎ「かなりの手際のよさですよ」

おすき「部下にしたいタイプよね、嗣永さん・・・」

やぎ「そして、桃子の凄さ。その3」

やぎ「発想の柔軟性」

やぎ「ともかく、『K』の字を作るのが一番難しいんですよ」

やぎ「1方向から倒して3方向に拡散させるわけですから」

やぎ「考え付かない人は、一生考えつかないと思います」

おすき「考えつくだけでも凄い事よね」

やぎ「それを桃子は『K、難しいなぁ?』と言いながらも、アッサリ1回で成功させます」

おすき「K作り終えた頃に、まだ3分前ですもんね。すごいわ」

おすき「1回だけ『B』倒すのに失敗するけど、全然タイム的に余裕ですもんね」

やぎ「Bも、やり直しの1回でアッサリ成功だし」

やぎ「ワタシなんて一番最初に、余裕で成功させた桃子のDVD見てしまったから・・・」

やぎ「あとから他のメンバーの惨状を見てビックリでしたよ」

やぎ「他がまさか、あそこまで失敗の嵐だったとは・・・」

おすき「でも。結局、Kってどーやって倒すのよ?アタシ、いまだに解らないんだけど・・・」

やぎ「年取ると、脳が働かないですもんね・・・」

おすき「キー!!なによ!!どうせアタシは還暦オカマよ!!」

やぎ「そんな還暦のおすきさんに、桃子の画像で解説すると、まぁ、よーするに・・・」




やぎ「右下の黒が始点です。で、始点からまっすぐ降ろしてきて、最後の青のドミノだけ少し斜めに傾けます」

やぎ「そしてそのドミノに対して、三角形になるように2つドミノをおきます」

やぎ「こーすることで、青が倒れる事で黒と黄色のドミノも一気に倒れますね」





やぎ「で。それぞれ黒と黄色のドミノの後ろに繋げて行きます」

やぎ「これで、Kにするのに残り1本になりますね」





やぎ「次に、黄色のドミノの後ろに1枚だけちょっとズラして挟みこみます」





やぎ「その挟み込んだドミノを始点に、最後の1列を繋げます」





やぎ「そして、上の始点の黒ドミノから倒せばオールOK!!」

やぎ「お解かりいただけましたか?おすきさん」

おすき「・・・・・・・・・・・」

おすき「素晴らしい!!!」

やぎ「おっ!!!」

おすき「映画って素晴らしいわ!!!」

やぎ「辛口のおすきさんが、珍しく絶賛じゃないですか」

おすき「アタシ、ちょっとベリーズ工房を舐めてたわ」

おすき「アイドルなんて、もっとバカばっかかと思ってたけど・・・」

おすき「意外と賢いのね」

やぎ「そうですね。ハローを舐めちゃいけません!!」

やぎ「もっとも。成功できるのは、ハロー全体でやっても極めて少数のメンバーだけだと思いますがね」

やぎ「桃子は偏差値は低そうだけど、IQは高そうですよね」

やぎ「@Bの簡単な作り方 Aドミノを必要な数だけ持って行くやり方 BKの字の作り方」

やぎ「この3つを行った上、残り2分以上残してクリアした桃子はさすがと言った感じです」

おすき「ホント。アタシ、アイドルを見直しちゃったわ!」

おすき「アイドルはやっぱ、バカじゃ出来ないのねぇ〜」

やぎ「・・・・・・・・・・・・」

おすき「なに?なに黙りこくってるのよ?」

やぎ「えっと・・・」

やぎ「おすきさんに褒めて戴いた後に恐縮なのですが」

やぎ「この後、バカのプロフェッショナルが登場します」

おすき「・・・・・・・・・・バカのプロフェッショナル」

おすき「また、えっらいのが来そうよね」

やぎ「折角、桃子でおすきさんに見直していただいたのに、大変恐縮でございます・・・」





<菅谷梨沙子>

やぎ「菅谷梨沙子です」

おすき「あら!!物凄くカワイイ子じゃない」

おすき「外人顔だけど、和服似合うわねーー」

おすき「P子に見せてあげたいわ、この子」

やぎ「そうですね。前回はヲタTしか見てないですからね。P子さん」

やぎ「りーちゃんはちなみに、中学1年生です」

おすき「中1!!!ウソでしょ!!!」

おすき「ガキんちょじゃない!!」

やぎ「最近のガキはハンパないでしょ?」

おすき「ハンパないわ・・・」

やぎ「でも、この子は頭の悪さもハンパないですよ」

やぎ「まぁ、見ててください・・・おすきさん」

おすき「・・・・・・・・・・・・。」

やぎ「・・・・・・・・・・・・。」

おすき「・・・・・・・・・・・・。」

おすき「この子。作ってる最中なのに、何を思ってか、ドミノ倒したわよ」

おすき「『いやー』って叫んでるけど、自分で倒したんじゃない!!なに考えてるの?この子」

やぎ「何も考えてないから、こーゆー事態が起こるのです、梨沙子は」

おすき「・・・・・・・・・・・・。」

やぎ「・・・・・・・・・・・・。」

おすき「・・・・・・・・・・・・。」

おすき「ねぇ、『どっちのBですか?』って聞いてるわよ、この子」

おすき「『あぁ、あっちのBか』って納得してるけど・・・」

おすき「どっちのBとか、あっちのBとか・・・Bって1つしかないじゃない」

やぎ「りーちゃんの中には『B』が13種ぐらいあるんですよ、きっと・・・」

おすき「・・・・・・・・・・・。」

やぎ「・・・・・・・・・・。」

おすき「・・・・・・・・・・・・。」

おすき「ねぇ。この子の作ってるB・・・」

おすき「どう見ても、Bに見えないわよね」

やぎ「りーちゃんの『B』は13種類あるので、その中のひとつがこんな形なんですよ。きっと・・・」

おすき「・・・・・・・・・・・。」

やぎ「・・・・・・・・・・。」

おすき「・・・・・・・・・・・・。」

おすき「ねぇ。この子の『K』・・・どーみても倒れないわよね?」





やぎ「まぁ、地震でもおきれば倒れるんじゃないですかね?」

おすき「そうね。震度5ぐらい来れば倒れそうね・・・」

おすき「でも。そんな地震が来なけりゃ倒れそうもない代物に対して、」

おすき「『出来ました!』とか、なんでこんなに自信ありげなの??」

やぎ「凄いでしょ?なんかもう、ここまでアフォだと奇跡でしょ?」

やぎ「今までのメンバーみんな、『K』が作れる作れないは別にして・・・」

やぎ「『K』が凄く難しい事だけは気づいてたんですよ」

やぎ「だけど、梨沙子だけです。『K』の難しさに気づいてない子は・・・」

やぎ「これで倒れると思い込んでますから。奇跡としかいい様がないですよ」

おすき「ホントすごいわ。『K』が倒れなくて『なんで?』って言ってるわよ、この子・・・」

おすき「アタシの方がこの子に『なんで倒れると思うの?』って聞きたいわよ!!」

やぎ「一回失敗したあとに、よーやく『Kってどうやって作るの?!』って初歩的な疑問に気づきますからね」

やぎ「普通の人間は、作ってる最中に気づくモノです」

おすき「凄いわね・・・この子」

おすき「ここまでのコメディ映画、ハリウッドにも中々ないわよ」

やぎ「ファレリー兄弟監督もビックリですな」

やぎ「なんかもう。梨沙子に首ったけ・・・って感じですね?」

おすき「・・・・ベタなジョークだけど。まぁいいわ」

おすき「メリーをやったキャメロン・ディアスもアフォな女ですものね」

やぎ「えっと。そこら辺はノーコメントで許してください、おすきさん・・・」



<夏焼雅>

やぎ「そして雅ちゃん」

おすき「なんか、大人っぽいというか・・・」

おすき「チーママみたいな顔ね」

やぎ「茉麻には日本酒ですが、雅ちゃんにはドンペリを注いでいただきたい感じです」

おすき「派手な顔してるわよねー」

おすき「アタシの行き着けのクラブに、こんな感じのママがいるわよ」

おすき「この年にして、シルバーよりもゴールドが似合いそうな顔ですもんね」

やぎ「でも、顔は落ち着いてるのに、中身は落ち着きない人ですけどね」

やぎ「ドミノも後半に入ると落ち着きないでしょ?」

おすき「そうね。前半は意外と並べるの早いし、いい感じだったんだけどね」

やぎ「でも、並べるのは早いけど、肝心な部分でいい加減なんですよね」

やぎ「カーブのつなぎ目とか、あきらかに離れすぎでしょ?」

やぎ「そのせいで失敗の連続で、勝手にテンパる」

おすき「後半に入ると、どんどん雑になってくるものね」

やぎ「この人は性格的に、こーゆー細かい作業向かないですからね」

やぎ「細かい作業にイライラするタイプですね。絶対ジグソーパズルとかやれないタイプ」

やぎ「桃子はこーゆー細かい作業、逆に好きそうだけど・・・」

おすき「雅ちゃん。最後の方、ちょっとキレ気味だものね」

やぎ「目に見えて、イライラしてるの解りますからね」

やぎ「イライラしてるから、自分でドミノ引っ掛けて倒しちゃったりして、尚更イライラになってますからね」

やぎ「でも、最後に『ショックでーす』言いながら、倒れなかったドミノを倒してるのが面白いです」

やぎ「『別に1回で倒さなくてもいいじゃねーか!』って、無言の抗議っぽくてオモロイ」

おすき「でも・・・・・・」

おすき「なんかこの子のDVDって、特に見所がない感じね」

やぎ「そーなんです。雅ちゃんはそーゆー子なんです」

やぎ「あの派手な顔で、やる事がフツーだから面白いんです」

やぎ「同じ3TOPなのに、桃子のように華やかに成功する事もなければ、梨沙子の様にアフォを露呈することもない」

やぎ「『K』もあくまで一般的な失敗の仕方だし・・・」

やぎ「まぁ、そのフツーさが雅ちゃんらしいかな」

おすき「フツーさがらしさねぇ・・・」

おすき「あたしも見た目は派手だけどフツーなオカマを目指そうかしら?」

やぎ「・・・・・・・・・・。(オカマの時点でフツーじゃないと思うけどなぁ)」



<熊井友理奈>

やぎ「そして友理奈です」

おすき「あら。この子美少女ねー」

おすき「背も凄く高いし」

やぎ「175〜6cmありますね」

おすき「ファッションショーのモデルとかなれそうね」

おすき「この子もP子に見せてあげたいわ」

やぎ「この大人っぽさで、友理奈は中2です」

おすき「ホントに?!」

おすき「侮れないわねー、最近の中学生は・・・」

おすき「このグループって高校生の清水さんがアレで、年下がこんなんなのね」

やぎ「ちなみに桃子も高校生です。見た目と年齢がま逆なんですよ、ベリーズは」

おすき「なんなのかしらね、この大人っぽさの違いは・・・」

おすき「ちょうど高1組の辺りで団塊の世代なのかしら?」

やぎ「でも、キュートの高1組はフツーに大人っぽいので、単にあの2人がガキっぽいだけだと思いますし・・・」

やぎ「キュートの中1、中2組も年相応な顔なので、単に友理奈や梨沙子が異常なんですよ」

やぎ「でも。そんな大人っぽい友理奈も、中身はフツーの中学生です」

おすき「しゃべり方、子供っぽいものね」

やぎ「無邪気なしゃべり方ですよね、友理奈は」

おすき「・・・・・・・・・あ、そう言えばこの子」

おすき「嗣永さん式の『B』なのよね」

おすき「だから『B』作るの早いわよね、やっぱり」

おすき「でも、この子早かったワリに両方失敗するんでしょ?」

やぎ「友理奈は『K』でハマった典型です」

やぎ「残り時間3分を、どう並べるか悩んで終えてしまいますからね」

おすき「でも、見た目は今までで一番『BK』に見えるわよね」

やぎ「そうですね。桃子とか友理奈とかは、絵を描くのが上手いんで」

やぎ「造作力がありますよね」

やぎ「この2人の『BK』が並び的に一番見た目がいいですもん」

おすき「でも、見た目は良くても『K』は絶対に倒れないわよね・・・コレ」

やぎ「本人も気づいてますからね」

やぎ「それで時間を大幅にロスしまくってます」

やぎ「『こっちから倒したらここが倒れない・・・』って、ちゃんと理解してますモンね」

やぎ「でも、『じゃぁどーすれば解決するか』が浮かばなくて、無駄にあばばばして時間をロスしちゃうのが勿体無い」

おすき「夏焼さんはさっさとスタートさせたのにね」

やぎ「雅ちゃんは単に考えるのがメンドくさかったんだと思いますよ。あの人、大雑把だから」

やぎ「対して友理奈は、悩みまくった挙句、タイムアップ」

やぎ「で、とりあえず『B』からスタート」

やぎ「友理奈は嗣永式の『B』なので、始点を誤ると倒れないんですが・・・」

やぎ「どっから倒せばいいかは理解してますよね」

やぎ「結構賢いです、友理奈」

おすき「でも、結局失敗しちゃったわねー」

やぎ「肝心なところでつなぎ目の角度が甘すぎたんですね」

やぎ「茉麻同様、もっかいやってたら成功したと思うんですけどねー」

おすき「で、『K』の方は、本人もムリって解ってるわね」

やぎ「『Kは倒れないって解ってるんですけどね』と、ヤケ気味ですよね」

やぎ「で、失敗したら『11個も余りましたよ、もう!!』とキレてるし」

おすき「なんか、自分に素直な子ねぇ」

やぎ「友理奈は他のコーナーでもドミノが失敗した事をグジグジ言ってたので、余程ショックだったらしいです」

やぎ「メンバーの中で一番お団子に固執してますね」

おすき「なんかマズそうなお団子だけどねぇ・・・」

やぎ「ぼっちゃん団子っぽい色ですよね」

おすき「でも、嗣永さんは凄くおいしそうに食べてたから、ホントはオイシイのかしら?」

やぎ「アイツは食える物はなんでもオイシイと思うタイプですから・・・」

おすき「あぁーあ。アタシもイケメンのオトコに喰われたいわ〜」



<徳永千奈美>

やぎ「最後が・・・」

やぎ「もうひとりの成功者、千奈美です」

おすき「この子も2つ成功したのね〜」

おすき「じゃぁ、賢いのかしら?この子」

やぎ「うーーーん。少なくとも賢くはないですけど・・・」

やぎ「発想の柔軟性はあります」

やぎ「のちにある『あめ玉』の回でも、発想の柔軟性は見せてましたね」

やぎ「ただ、賢いって感じはしないなー」

やぎ「ドミノも、桃子みたいなスマートさが全くないですもん」

やぎ「執念で倒した的な部分がある」

おすき「並べ方も、かなりチマチマ並べてるものね」

おすき「もっと間、広げても平気だと思うけど・・・」

やぎ「佐紀ちゃん式ですよね。意外と堅実な並べ方です」

やぎ「だから組み立てが遅い」

やぎ「B終了の時点で、残り2分ぐらいまで差し迫ってますからねー」

おすき「よく残り2分で成功したわね」

やぎ「それが執念です」

やぎ「千奈美は1枚のドミノで、3枚を一気に倒す並べ方なんですよ」





やぎ「だから『K』の形がいびつでしょ?」

やぎ「本来、『K』の右上の棒は、もっと上に向かなきゃいけないのに、横向きになってる」

やぎ「なんで、結構ズルいんですよね。千奈美のやり方は」

おすき「そうよね。Kに見えないものね」

やぎ「上から来る力を、もう一度上向きに流さなきゃいけないから『K』を作るのが難しいんであって」

やぎ「上向きの棒を横向きにしちゃえば、そりゃ一気に3方向に倒せますもんね。力の作用する向きが一緒だから」

やぎ「こりゃ反則技ですよね」

おすき「でも、これでも成功として認められたんでしょ?」

やぎ「そうですね。たとえズルくても『ズルが浮かんだ』時点で千奈美の勝ちです」

やぎ「だから千奈美は『執念の勝利』なんです」

やぎ「一方の桃子は、ズルをしないでちゃんと『ベクトルを計算』した上で倒したでしょ?」

やぎ「同じ成功でも、2人はスマートさが違います」

やぎ「でも。それでも『B』も1回で成功させて『K』もズルしてでも倒したあたりが、千奈美の凄さです」

やぎ「この勝利への執念・・・我々も見習いたいものです」

おすき「オンナは執念の生き物だからね」

おすき「アタシも徳永さんの様に、ズルい勝利をもぎ取ってやりたいわ!!」

おすき「負けないわよ、P子!!!」



<お団子争奪サバイバルドミノBK編 終了>


つづく・・・。