(2005年05月25日付 日記)

5時限目:『ベリーズ写真集論』
 
本日のテーマ:推されーズと干されーズ
 

みなさんこんばんうっひぃ。 
街で桃子に良く似た少女をヲチしてたら、うっかり赤信号を渡りかけました。「ベリーズ写真集論」講師の、やぎです。
今日は「『ベリーズ写真集』における推されーズと干されーズの扱いの違い」に関し、いくつか皆さんと一緒に勉強したいと思います。
 
・・・・・・・・・・・・・。
 
では、まず最初に、教科書を机の上に出してくださいね。
『ベリーズ工房写真集』が、この授業の教科書となります。忘れた人は、隣の席のキモヲタに見せてもらってください。
 
さて。
それでは、みなさん。ちゃんと教科書の方は、予習がてら目を通してきてくださいましたか?
・・・・・うん。
ちゃんと殆んどの子が目を通して来てくれてるみたいですね。
 
では目を通してきてくれたみんなに問いますが、この写真集は見た感想はどーでしたか?
ん?桃子の乳がデカくなってる?りーちゃんは奇跡?みやももハァハァ?
・・・・・・・・・・・・・。
なるほど。みなさんちゃんと写真集を楽しめたみたいですね。
ベリーズの子達の思春期特有の成長、そして美少女教育。
そう。この教材には数え切れないほどの萌えと夢が詰まっているのです。
・・・・・・・・・。
しかし。一見、萌えと夢だけが詰まったエデンの花園のような写真集ですが、実はこの写真集の裏側には、大人たちの打算と冷酷さを垣間見ることが出来ます。
その中のひとつに、『推しメン干しメンの違い』があります。
それは何かというと、みなさんの中にもすでに気づいておられる方もいるようですが、この写真集。推されーズと干されーズでは、写真の扱いが天と地ほどの差があるのです。
萌えとかキャワとかは他の授業でたっぷり検証してくれてると思いますので、私の授業では干されーズの干されっぷり推されーズの推されっぷりを検証したいと思います。
ちなみに、
 
推されーズとは・・・嗣永桃子・夏焼雅・菅谷梨沙子・熊井友理奈
干されーズとは・・・清水佐紀・石村舞波・須藤茉麻・徳永千奈美
 
これはこの授業のもっとも基本知識ですので、みなさん忘れずにメモして置いてくださいね(ハート 

 
命題1―― 8人並びの際は中央4人は推されーズ。
 
 
これは基本ですね。基本すぎて、多分ベリヲタだれも気にしてません。
干されーズヲタも、あまりにも日常すぎてこの程度で干されてるとか騒がないと思います。
で、ここで気になったのは干されーズ4人よりも推されーズ。
ベリっ子は8人いるので横並びの際・・・
 
  ○ ○ ● ◎ ◎ ● ○ ○
 
こーなります。このうち、黒丸&二重丸が推されーズゾーンです。
しかし、ここで注目すべきは、推されーズの中にも『準センター』と『真センター』が存在しているという事実です。
準センターは『黒丸』で、真センターが『二重丸』の位置です。
という訳で、準センターと真センターの割り振りはどーなってるのか?それに関して調べて見たいと思います。
 
まず、8人横並びのシリーズは表紙を含め5種あります。
みなさん、教科書のチェックをしてくださいね。
 
1、表紙(風船持ってるヤツ)
2、海岸で競争(横並びは何種かあるが、一纏めでカウント)
3、写真集ド真ん中ページ(表紙と同じ衣装)
4、清石の手前のページ(裏表紙と同じ衣装)
5、一番ラストのページ(白と青の風船持ってるヤツ)
 
そして、
この5種類の『推されーズの配置』はどーなってるかと言うと・・・
 
1、熊・菅・嗣・夏
2、夏・菅・嗣・熊
3、菅・夏・嗣・熊
4、菅・嗣・夏・熊
5、嗣・菅・夏・熊
 
と・・・以上の結果がでました。
8人横並びの際、見事に推されーズが必ず中央を占めるワケですが、そんな推されメンの推されーズの中にも、見ての通り、実は推され順と言うのがちゃんと存在していたのです。
 
―真センターの数―
 
1位:嗣永・・・・・・・・・・・・4回(準1回)
2位:夏焼・菅谷・・・・・・・3回(準2回)
3位:熊井・・・・・・・・・・・・0回(準5回)
 
このうち、嗣永が菅谷・夏焼より多いのは1回だけなので、展開の綾の可能性もあり、NO1推されーズが嗣永であることはまだ確定出来ないが、逆に関しては確定できると思います。
 
熊井の0回。
 
これは決して、偶然でこーなるモノではありません。
このことから、4TOPと化してきている現在のベリーズでも、やはり熊井は3TOPの3人には劣るということが伺えます
 
 
 
命題2―― 騎馬戦の配置
 
 
みなさん、次に教科書の18ページを開いてください。
そこにベリーズが4対4で騎馬戦をやっているシーンがありますね。
そしてその騎馬戦にも、やはり、干されーズと推されーズの差が明確に現れているのが解ります。
 
上に乗る人・・・夏焼・菅谷
馬の先頭・・・・・熊井・嗣永
馬の後ろ・・・・・干されーズ
 
まず、馬の先頭は位置的に一番先頭に来るので目立ちます。
次に上に乗る人も 当然のように目立ちます。
それに対して馬の後ろチーム・・・・目立ちようもありません。
 
とはいえ、干されーズのヲタも『まさか桃子や雅や梨沙子が後ろ馬をやるわけないしねー』と思ってるでしょうし、馬の後ろを干されーズがやることに関しては、ほとんどのベリヲタが『仕方ない』と割り切ってるとは思います。
しかし、それらを差し引いても・・・どー考えても納得いかない点が、いくつかあるはずです。 
 
検証1: 茉麻の写真写りの悪さ
 
梨沙子も桃子も千奈美もカワイイ笑顔なのに、茉麻だけ微妙な表情です。どー考えてもフツー、写真集には『使われないであろう』失敗作な表情です。
にも関わらずこのショットが使われているということは…いかに写真の選考基準で、「茉麻の写真写りが考慮されていないか」という事が伺えます。
 
 
検証2: 友理奈の後ろ馬が清石コンビなワケ
 
しみハムヲタも舞波ヲタも、恐らく自分の推しメンが「後ろ馬」な件に関しては、最初から諦めてはいると思います。人間諦めが大切です。
ですが、そんなヘタレーズヲタでも『どー考えても納得できない』部分が一箇所だけあると思います(特にしみハムヲタ)。
 
 
何故、桃子ではなく友理奈の後ろに佐紀ちゃんなのか?!
 
 
写真を見れば一目瞭然かと思いますが、165cmあるバカでかい先頭馬の友理奈に隠れ、142cmの佐紀ちゃんは顔が半分近く隠れてます。
で…ここで多くの方が疑問を感じたのではないかと思うのですが、なんで佐紀ちゃんと舞波の『背の低い組』が、よりによってチーム最長の友理奈の後ろ馬に抜擢されたのでしょう??
同じく背の低い桃子の後ろ馬なら、佐紀ちゃんはここまで『酷い隠れっぷり』にはならなかったハズです。
確かに、佐紀ちゃんと舞波を桃子の後ろに回しちゃうと、梨沙子チームは馬が弱々しいのに対し、雅チームの馬は友理奈・茉麻・千奈美とデカイトリオが占める形になるので、騎馬戦的には対戦バランスが悪い気がします。ですが…
 
これはあくまで写真集なんですから!!!
 
構図的にバランスがいいように組ませた方が、絶対にいいのではないかと、我々は考えるわけですよ。
にも関わらず、友理奈の後ろ馬に佐紀ちゃんを回して、佐紀ちゃんの顔が半分近く隠れてるのに平気で写真集に載せてるあたり・・・スタッフが全く、佐紀ちゃんの写りに関して、気を回していないことがわかります。
 
以上の検証から判別するに、写真の選考の段階でも、干されーズはやっぱり干されーズということですね。
ここは試験に出る可能性高いです。みなさん赤線のチェックをお願いします。
 
 
 
  
命題3―― 推されーズVS干されーズガチンコバトル 
 
 
次にみなさん、教科書24ページを開いてください。 
ここからしばらくは、この写真集最大の見せ場として『推されーズ4人』と『干されーズ4人』の特集ページがあります。
で、この特集を見ることによって…いかに干されーズの干されっぷりが顕著かつ冷酷であるか解ると思います。
ではこのページに関して、皆さんと一緒に検証したいと思います。
 
 
検証1: ページ数
 
推されーズは4人。干されーズは4人。
人数的には両チームの間に、違いはありません。
しかし、ページ数は…
 
推されーズ……8ページ
干されーズ……6ページ
 
どんな干され方でも干されーズは慣れっこでしょうが、ページ数という形で干されてしまうのは、あまりにも悲しいですね。
 
 
 
検証2: 両チームの構図
 
さて、これら構図に関しては一目瞭然かとは思いますが… 
推されーズの写真は、4人で柱を囲んで腕を組んで、あらゆる角度から様々な表情を捉えています。
カメラマンさんも実にいい仕事をされてますね。
しかし、その一方――。
干されーズのショットは、全てソファを挟んでの正面アングルからのみ・・・。
なんの工夫も感じられない写真です。
見るからにやっつけ仕事感が漂っていて、物悲しさすら感じられますね。
 
 
 
検証3: ピンショットの相違
 
干されーズのピンショットの扱いは、かなりの手抜き作業です。
相変わらずソファを挟んでの正面から、4人を個々にクローズアップで撮影するのみ。プロの仕事とは思えない杜撰な扱いです。
 
ところが推されーズ。
 
こちらはページ数が多い関係もあり、ショット数自体がまず多いです。
そこで。ピンショットを語る前に、まずは8ページそれぞれのメンバーの構図の割り振りを、みなさんと一緒に確認したいと思います。
 
1ページ……友理奈&雅(ダブルセンター)
2ページ……雅のピンショット(階段脇)
3ページ……梨沙子のピンショット(玄関前)
4ページ……雅&梨沙子(雅センター)
5ページ……梨沙子&桃子&雅(梨沙子センター)
6ページ……桃子のピンショット(プール手前)
7ページ……桃子&梨沙子&友理奈(桃子センター)
8ページ……友理奈のピンショット(柱を囲んで)
 
・・・・・・・・で。
以上の割り振りを見ればお解りいただけると思いますが、推されーズは8ページある故に、基本的に1人に2ページが割り振られています。 
そして、その2ページの構成は…
 
1枚が、完全なピンショット
1枚が、複数人の中で自分がセンターになるショット 
 
と言う構成。
あとは他の子のセンター写真の後ろに、小さく写る形で何点か増えます。
 
・・・・・・ところが。
 
上の8ページの割り振りを見てもらえれば解ると思いますが、その「ピンショット1枚・センターショット1枚」のバランスが一部おかしいのを、みなさんもすでにお気づきかと思います。
 
そう、友理奈です。
 
友理奈だけセンターショットがないんですね。
かわりに「雅と友理奈のダブルセンター」写真があります。ここは本来、友理奈がセンターで雅はバックに回らなければいけない部分なのですが、2人が平等に(むしろ雅の方が目立って)写ってるために、友理奈の写真が少なく、雅の写真がやたらと多く感じられるワケです。
 
またピンショットの撮影場所にも違いがみられます。
 
雅は「階段脇」、梨沙子は「玄関前」、桃子は「プール手前」と撮影場所を移動した上でのピンショットですが、友理奈は相変わらず「柱の前」で、位置がえしてないんですね。
しかも、他のメンバーは背後に誰の影もない『完全なるピン』ですが、友理奈は柱の後にメンバーの後姿が見えます。
つまりこれが、柱を囲んで4人で写真をとってる時についでに撮った、「やっつけピンショット写真」であることが解ります。
 
以上の事から検証するに――
 
・干されーズは完全にやっつけ仕事。
・友理奈は推されーズながらに、多少の干され感はある。
・やはり雅が、NO1推されーズかもしれない。
 
という事が推測されます。
ここまででみなさん、なにか質問はございますか?
 
 
 
命題4―― その他考察
 
 
推察1: ピントの位置
 
後半に入ると、みやちな・梨茉舞などで撮影してるシーンがありますね。
ページで言うと50ページからです。
で、みやちなで毛布にくるまってる写真ですが……この写真、よく見ると完全に雅にピントを合わせているのが解ります。
千奈美がこれでもかというぐらいボヤけてるんですね。
同様に、梨茉舞の写真もピントは梨沙子に合わせてあります。
つまり立ち位置の関係などで、全員にピントを合わせられない際は、優先して推されーズにピントを合わせるという区分が成り立っていることが、これらの事象から伺えます。
 
 
 
推察2、小道具の有無
 
やはり後半部分で、清石・菅熊・徳須・嗣夏で分かれてのショットがあります。
菅熊チームはバスタオル(毛布?)を頭に被ってるシーンがあります。
嗣夏チームは2人であやとりをしています。
干されーズコンビ×2は小道具がなにもありません。
小道具にすら干されてます、干されーズ。
 
・・・その一方で、嗣永&夏焼コンビですが。
この子達の写真は構図も飛びぬけて凝ってます。
須藤&徳永コンビの超やっつけ仕事な手抜き作業とは、それはもう比較にならないぐらいに凝ってます。光の当たり方すらも、キッチリ計算されてるんじゃないかってぐらいに。凝ってます。
カメラマンのやる気のほどが、嗣夏コンビの写真を見ていると、ビンビンに伝わってきますね。
 
 
 
で。
以上、これら4つの命題から推察すると…
 
・雅たんがNO1推されーズである可能性は濃厚で、
・桃子とりーちゃんは平等。もしくは桃子がやや優勢。
・友理奈は推されーズ内では、干され気味。
・そして、干されーズは写真集の最初から最後まで徹底的に干されーズ
 
…である事がわかります。
 

このように。
 
たかが写真集と侮るなかれ!
たった一冊の写真集から、解ることは沢山あります。
桃子が随分と大人っぽくなったことや、雅たんの破顔の愛らしさ、りーちゃんはやっぱり天才的美少女であること。
舞波のクラウチングスタートはおかしいこと、佐紀ちゃんの口元のホクロがひとみんと同じ位置にあること・・・。
そして自分の推しメンの推され具合・干され具合。などなど。
 
みなさんも是非、ヒマな時にでも写真集を色々な角度から検証してみることをお勧めいたします。
 
 
―――では。
ちょうど時間になりましたので、本日の『ベリーズ写真集論』の講義は終了したいと思います。
来週は小テストを行いますので、しっかり復習の方もお願いしますね。
 
では、みなさんお疲れ様でした。
 
 
(5時限目『ベリーズ写真集論』―終了)