ベリカプでプリプリソングのドラマを作ろう!!〜後編〜




教授「つーわけで、ここまで来て、全体的にきょんちゃんの詞が多いわけだが・・・」
教授「なんだかんだ言って、富きょんはいい歌詞多いよな」
助手「少女漫画的な切なさがいいですよね」
教授「歌詞を読んでて楽しいもんな」
助手「そーいえば・・・」
助手「富田さんと中山さん以外は、作詞しないんですか?」
教授「いや、あの2人が作詞の2TOPなだけで」
教授「登茂ちゃんも結構書くし、アルバムに必ず1曲は香ちゃんとあっこちゃんも書く」
助手「奥居さん、作曲だけじゃないんだ!」
教授「香ちゃん、書くのいやだったらしいけど、アルバムで必ず1曲は作詞を書きなさいと」
教授「みんなに強要されてたらしい」
教授「人の歌詞はいいけど、自分の歌詞で歌うのは、死ぬほど恥ずかしいらしい」
助手「あぁ〜。分かる気はしますね。恥ずかしいですよね、自分の詞を歌うのって」
教授「あの人、自分丸出しの歌詞書くからな・・・」
教授「彼氏がいないとラジオで散々嘆いてた時期に、開き直ったように『彼氏がほしい』って曲書いたからな」
助手「なんだその、欲望丸出しの歌!!」
教授「また、歌詞の内容がさ〜酷くてさ〜」


彼氏がほしい

(作詞:奥居香 作曲:中山加奈子)

腰もくびれてないし かき上げる髪もないけど
ジーンズと帽子で わりとカッコよくきまるのよ
ねえダーリン 早く現れて

一人でも宴会するし 禁煙も続いた事ないけど
いざという時は 1日ぐらい我慢できるわ
ねえダーリン 早く現れて

今度の恋はうまくやらなきゃ

私約束するわ えばったりしないし
ペアルックは私もキライだし
指輪を買って欲しいとか ピアノ買って欲しいとか
高いものはねだらないわ

部屋のお掃除と 早起きは苦手だけど
けっこうお料理はうまい方じゃないかと思うわ
ねえダーリン 今がチャンスよ



教授「ただの、本人じゃん!!!!」
助手「コレはひどい内容だ!」
教授「確かに。体型、樽だったもんなぁ〜。香ちゃん」
教授「1人で宴会するし、禁煙も全く続いてなかったもんなぁ〜」
助手「そもそも、いざと言う時に1日ぐらい我慢されても意味ないですよね」
教授「あと。掃除は嫌いだけど、確かに、料理は結構好きなんだよ。あの人」
助手「じゃぁ、100%本人ですね」
助手「つーか、ラジオで彼氏がいないとか嘆いてるって、酷いラジオっすね」
教授「あの人のラジオ、ちょ〜酷くて面白かったぞ」
教授「東京ラブストーリーで織田裕二にハマった時があってさ」
教授「織田裕二が好きすぎて、勝手にラジオでコーナー作ってた・・・」
助手「本人関係ないのに?!!」
教授「織田君と付き合うにはどうすればいいかを、リスナーに相談してて」
教授「リスナーが素直に、葉書で相談に答えてた」
教授「こうすればいいんじゃん?的に」
助手「フツー逆ッスよね・・・。リスナーが恋の悩みを、パーソナリティに相談しますよね」
教授「そもそも、付き合う以前に、まず、知り合いになるとこから始めろよ・・・と」
教授「奥居香のラジオなのか、織田裕二のラジオなのか分からない状態になってたわい」
教授「しかも」
教授「どこの会場か忘れたけど、プリプリのライブの翌日が、織田裕二のライブって日があってさ」
助手「同じ会場だったんですか?!!」
教授「そう!同じ会場で、翌日が織田裕二のライブだったのじゃよ!!」
助手「おぉ!!ミラクルですね!」
教授「ミラクルじゃろ?」
教授「香ちゃんもそれを知って、『運命』ぐらい言ってた」
助手「うわぁ〜〜。まぁ、そうなるわなぁ〜」
教授「で、本人がまた、ラジオで祭り起こしててさ〜」
教授「コレを機に、織田君とお近づきになれないか・・・作戦をリスナーに募集してて」
助手「またか!!!」
教授「リスナーが『楽屋のロッカーに隠れてればいいんですよ!』とか、『ラブレター残しておきましょう』とか」
教授「色々作戦練ってあげてて、おもろかった」
助手「酷いラジオだなぁ〜」
助手「それって結局、実行したんですか?」
教授「手紙は本当に残したんじゃないかな?確か・・・うろ覚えだけど」
教授「ラジオでは最終的に念願叶って、織田君がラジオのゲストに来てさ」
助手「おぉ!良かったじゃないですか!!」
教授「香ちゃんの勢いに、完全にどん引きしてた」
助手「・・・・・・・・・・・」
助手「そりゃ、どん引きますよね」
教授「ドン引くじゃろ。自分の知らない所で、散々祭りが起こってて」
教授「織田君がゲストと聞いて、ラジオにリスナーからの、祝いの葉書がいっぱい届いてるんじゃぞ」
教授「そりゃ、織田君的には『いったい何事が?!!』って感じじゃろ」
助手「凄いラジオだなぁ〜」
教授「とりあえず、奥居さんのラジオは死ぬほど面白かった」
教授「たまにメンバーが出ると、クロストーク連発の放送事故状態じゃし」
助手「つーか」
助手「ラジオはあんま聞かないって言ってたけど、昔は聞いてたんですね。教授」
教授「そーいえばそーじゃなぁ〜」
教授「ハイスピードで行こうも、欠かさず聞いてたしな」
教授「昔は在宅だったから、ラジオとか欠かせなかったけど・・・」
教授「今は現場だから、ラジオのトークだと、なんか物足りないんじゃよな」
教授「ある意味、贅沢病じゃよな。声だけだと物足りないって」
助手「そうですね〜。現場の数も、なんだかんだで多いですしね〜ベリーズは」
助手「声だけだと物足りない気持ちになっちゃいますよね」
教授「そうそう。まぁ、仕事してるから、平日まっ昼間のイベはさすがに行けないけどなー」
教授「おかげさまで、最近はすっかり現場から取り残されてるが・・・」
教授「平日のぼのコンで休みとっちゃうから、さすがに7月は休みを自重せねばなぁ・・・」
助手「夏は社会人に優しくないスケジュールを組みますよね。ベリーズは」
教授「ま、でも。ツアーとか始まれば、毎週末ごとに、見れるからいいけどな」
教授「でも。今は現場多くて楽しいけど、昔は昔で、在宅で楽しめてたんじゃよな〜」
助手「在宅には在宅の楽しみ方がありますからね」
教授「ワシが現場ヲタなわりに、現場のない期間に燃え尽き症候群とかにならないのは」
教授「元々、在宅ヲタで育ったからなのかなぁ〜とも思う」
教授「よく、おまいつの現場ヲタの人って。他の人が現場に行ってるのに、自分が現場に行けないと凹むって言うけど」
教授「ワシはそれ、ないんじゃよな。桃子ヲタだけど、桃子のイベに当たらなくても、別に凹みはしないし」
教授「当たって欲しいなぁ〜とは思うけど、他の当たった人を羨ましいとまでは思いつめないし」
助手「イナイレ3のベリーズで、あれだけ飽きずにウハウハできるんですから」
助手「根っこの部分は在宅ヲタ向きなんでしょうね、きっと」






☆ベリカプで『ジュリアン』のドラマを演じてみよう!!

助手「教授の中で・・・」
助手「プリプリで1番好きな曲ってなんですか?」
教授「ワシか?ワシはなぁ・・・」
教授「ジュリアンが一番好きじゃなぁ!!」
助手「おぉお!ジュリアン!!!」
教授「富きょんヲタじゃが、最強はジュリアンじゃなぁ〜」
教授「Mよりジュリアンの方がいいなぁ、切なさがたまらん!!」


ジュリアン

(作詞:中山加奈子  作曲:奥居香)


ジュリアン あなたの笑顔は日ごとにそっと
にじんでゆくのに あいたさはただつのるばかりで

ジュリアン せめて夢の中 姿を見せて
あなたのことだけで心があふれてしまいそう

何もできないままで時間だけが過ぎてゆく
あの夜にあなたとめぐり遭えたこと
それだけでも嬉しいけれど

あいたくて あいたくて あいたくて今夜も
恋しくて 恋しくて 恋しくて痛いほど
はりさけてゆく心知らずにあなたは今どこで眠るの

ジュリアン あなたのしぐさを鏡でまねして
元気でいますか 話しかけて涙がおちた

ジュリアン もしも夢の中許されるなら
暖かい胸に包まれて好きと言えるのに

こんなにせつない恋を私は忘れないでしょう
くだけそうな心をまっすぐに大切に
あなただけにかたむけていた

恋すると苦しくてあきらめようとするけれど
つぼみのままこの想いつむなんてできない
またいつか会いたいね でももう二度と会えないね
さよなら言わなきゃ

さようなら優しさを思い出を涙を
忘れてたときめきをせつなさをありがとう
言葉では何ひとつ言えなかったあなたに
この歌を贈るわ



助手「うわっ!切ねぇ!!!」
助手「かなり大人の恋愛ですね」
教授「加奈ちゃんの歌詞は大人なんじゃよ」
教授「妄想族のきょんちゃんとは違うよな」
助手「でも、歌詞が大人すぎるから、若い子には富田さんの方がいいですよね、絶対。」
教授「そうなんじゃよな」
教授「とりあえず、加奈ちゃんバラードの特色としては、やっぱ、ラスサビの切なさオンパレードじゃよな」
教授「途中までググっとひきつけて、ラスサビで一気に切なさをたたみかける感じ」
助手「あぁ、確かに!REGRETもラスサビで、一気にキますよね!」
教授「毎回ラスサビで『グハァ!』ってなるんじゃよな」
助手「・・・・たまには富田さんの歌詞でも『グハァ!』ってなりましょーよ。」
助手「あれですよね。富田さんの扱い、熊井さんと上原さんに近いですよね」
教授「そうそう。そんで、加奈ちゃんが雅ちゃんと寛ちゃんな」
教授「だから、このジュリアンは是非、雅ちゃんに切ない女性の役をやって貰いたいんじゃが・・・」
助手「あぁああ!!夏焼さんやったら、萌えますね」
教授「萌えるじゃろ?」
助手「『あなたのしぐさを鏡でまねして 元気でいますか 話しかけて涙がおちた』」
助手「ここのライン、夏焼さんがやったら、死ねますね!!」
教授「そう!死ねるじゃろ?!」
教授「じゃが、1つだけ問題があってな・・・」
助手「なんでしょ?」
教授「雅ちゃんの相手役(ジュリアン役)が、まったく浮かばない」
助手「・・・・・・・・」
教授「梨沙子は、ないじゃろ?」
助手「な、ないですなぁ〜。夏焼さんをフらないですよね。そもそも」
教授「桃子もないじゃろ」
助手「ないですなぁ・・・。夏焼さんに想われたら、浮かれますもんね、嗣永さん」
教授「そもそも、雅ちゃんがここまで想う人って、佐紀ちゃんぐらいじゃけど」
教授「佐紀ちゃん、似合わないよなぁ〜。ジュリアン役」
助手「えぇ。驚くほど似合わないッスねぇ!!」
助手「そもそも夏焼さん、ベリキューメンにモテるから・・・。夏焼さんをフる人、いない・・・」
教授「という訳で、雅ちゃんが想う側の立場に立つのはムリっぽいので」
教授「やっぱり、雅ちゃんにジュリアンサイドを・・・」
助手「そうなると・・・。想う側は誰がいいですかね〜」
助手「菅谷さんですかね?」
教授「いや。梨沙子だと、こんなに割り切ること、出来ないじゃろ?」
教授「さよならいわなきゃ・・・って、梨沙子にはムリじゃな」
教授「REGRETみたいに、一生雅ちゃんを忘れられないで後悔し続けるタイプの女のが似合う、梨沙子は」
助手「確かに。うじうじしてますからね〜、菅谷さんは」
助手「いつまでも、無くした恋にしつこそうですよね」
助手「でも、嗣永さんも違いますよねぇ・・・」
教授「桃子も違うなぁ」
教授「ベリメン、加奈ちゃんタイプいないんじゃよなぁ」
助手「いないんじゃダメじゃないですか!」
助手「じゃぁ、誰にやらすんですか・・・?」
教授「・・・・・・・・・うむ」
教授「ここはひとつ、我らが鈴木さんにGEST出演を」
助手「・・・・・・・・・・・・・」
助手「た、確かに似合うかもしれない!!鈴木さん!!」
助手「みやあいりですね!!」
教授「うむ、みやあいり!!」
教授「この、気丈で大人な女性は、鈴木さんしか出来ない!!」
助手「せ、設定はどーするんですか?!」
教授「うむ。どーするかなぁ〜」
教授「なんじゃろ?ワンナイトラブではないけど・・・」
教授「短い『夏の間の恋』みたいな感じがするよな、この歌詞」
教授「『またいつか会いたいね でももう二度と会えないね』って状況が」
教授「フツーではないじゃろ?会うぐらいは出来るじゃろ?普通は別れても」
助手「確かに!別れても・・・会うぐらいは出来ますよね」
教授「何かの弊害がないと『またいつか会いたいね でももう二度と会えないね』にはならないから」
教授「例えば愛理ちゃんが、夏の間、外国にホームステイで行って・・・だ」
教授「そこで出会ったのが、生まれた頃から外国に住んでいる、日系人の雅ちゃん・・・ってのはどーじゃ?」
助手「!!!!」
助手「おぉおお!!いいじゃないですか、それ!!!」
助手「ホームステイとか、金持ちの鈴木さんらしい!!」
教授「うむ。それでは、コレで行こう!!」
教授「ホームステイ先はどこがいいかな〜」
助手「なかなか会えないぐらい遠いとこがいいですよね」
教授「NYとかだと、なんかそのうち会えそうだもんな」
教授「じゃぁ・・・個人的な趣味で、プラハでお願いしよう!!」
助手「おぉ!チェコですね!!!」
助手「教授ってあれですよね。ヨーロッパ好きですよね・・・」
教授「うむ。ヨーロッパ大好き」
教授「せっかくだから、年代を20年ぐらい昔にして」
教授「プラハの民主革命の頃にしよう」
助手「歴史物ですな」
教授「つーか。チェコスロバキアの頃って・・・まだ、愛理ちゃん生まれてないんじゃな!!」
助手「そっか。あくまで歴史の教科書の中の出来事なんですね。チェコスロバキアは」
教授「ベルリンの壁も知らないんじゃよな。平成の子は。よく考えると」
助手「感慨深いですね」
助手「つーか、みやあいりを歴史物のドラマにするのも好きですよね・・・教授って」
教授「なんか。みやあいりは、無駄に凝ったストーリーにしたくなるんじゃよな」
教授「そうじゃなぁ〜・・・・・・・・・」
教授「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
教授「よし・・・・・・整いました!!」
助手「おぉ!教授っち!!」
教授「時代は1989年。当時、チェコがまだ、チェコスロバキアと呼ばれていた時代」
教授「愛理は夏に日本人留学生として、短い間をプラハで過ごしていた」
教授「愛理の家は高級官僚で、プラハには鈴木家の親族の外交官が住んでおり」
教授「外交官の飯田と、その妻・圭織の家にホームステイをしていたのじゃった」
助手「!!!!!(また、飯田さんか!!)」
教授「ホームステイして3日目」
教授「夕暮れ時。暗くなった街で愛理が1人、モルダウ川にかかるカレル橋から思いつめた表情で川面を眺めていると」
教授「不意に背後から、声をかけられた」
教授「『(チェコ語で)どうしたの?』」
教授「突然話しかけられた驚きと、チェコ語を殆ど解してないことから、愛理はどもってしまい」
教授「『あ、あの。なんでもないんです』と、思わず日本語で返してしまう」
教授「すると・・・」
教授「『え?もしかして、キミ・・・日本人?』と、目の前にいる少女は驚いた様子で笑いかけた」
教授「ポカンとする愛理に、茶色い髪の毛の少女は答えた」
教授「『あたしも日本人なんだ。夏焼雅・・・よろしくね』」
助手「おぉおお!!」
助手「出会いはモルダウ川・・・ロマンチック!!!」
教授「ロマンチックじゃよな!!夕暮れのモルダウ川で雅ちゃんに声をかけられ鯛!!!」
助手「ボクもかけられ鯛!いいなぁ、鈴木さん!!」
教授「すっかりと日が沈みかけた橋の上で、女の子が1人で思いつめた表情で水面をみつめている」
教授「そんな愛理を見て『身投げでもするんじゃないかと心配になっちゃって』と雅ちゃんが言うと」
教授「愛理は『そっか、ごめんね。夜だから思いつめたような表情に見えたのかも』と、はにかんだ」
教授「『ただ川を見つめてただけだよ。凄い綺麗だったから』『そっか』『綺麗だね、モルダウ川』」
教授「愛理がそう言うと、雅ちゃんはちょっと顔色を落として、こう返したのだった」
教授「『そうだね・・・。日本ではモルダウ川で知られてるんだっけ』『え?』『この川はヴルタヴァ川。ドイツ語で言うと、モルダウ川なんだ』」
教授「雅ちゃんは寂しそうな顔をしていた。だが、そのときは『そうなんだ・・・?』愛理はそれ以上の返答が出来なかった」
教授「雅ちゃんの寂しそうな表情の意味が、理解できていなかった」
助手「そっか。チェコは大国に踏みにじられ、悲惨な目にあってきた国ですもんね」
教授「チェコ語が一時期、使う事すら許されなかった国じゃからな」
助手「そーゆーのもあって、ドイツ語の『モルダウ川』の方が有名なんですね」
教授「で。そんな理由も分からず、キョトンとする愛理に、雅ちゃんはニコっと笑いかけた」
教授「『あ、そうだ・・・。せっかくだからさ、明日、観光名所案内してあげるよ』」
教授「『え?ホントに?でも・・・』『小さい頃からここに住んでるから案内も通訳も出来るし。それに・・・』」
教授「家族以外の日本人に会うことなんて滅多にないから・・・雅ちゃんがそう言うと、愛理はわずかに考えこんだ後」
教授「『じゃぁ、お言葉に甘えて、お願いするね・・・』と言った」
教授「これが2人の最初の出会いじゃ!!」
助手「おぉ〜〜〜!!劇的な出会い!!」
助手「で、翌日2人は会うんですか?」
教授「うむ。2人は国民劇場の前で待ち合わせをする」
教授「人で賑わう国民劇場を横目に愛理が『今日は混んでるね』と問うと『今日はスメタナの歌劇をやるみたいだね』と答えた」
教授「『我が祖国・・・の人?』『うん、そう。プラハでは音楽の始祖だからね』」
教授「そんな会話を交わしながら、2人はプラハの町並みを歩いた」
教授「赤い屋根と尖塔の町並みを抜け、2人は国立博物館へ向かうべくヴァーツラフ広場を抜けた」
助手「おぉ!なんか、ベタなプラハデートだ!!!」
教授「すると、広場では小規模なデモと演説が行われていた」
教授「『あれは・・・なに?』愛理が問うと雅は深刻そうな表情で答えた『民主化を求めるデモ・・・』」
助手「ほぅ・・・つーことは。東西冷戦の終わりぐらいですか?」
教授「うむ、多分、それぐらい」
教授「まぁ、なにはともあれ。こうして2人は民主化に揺れ動くプラハの街で出会った」
教授「・・・そんな感じで」
教授「民主革命で揺れ動くプラハで出会った2人じゃが・・・実は愛理ちゃんが留学するプラハの高校で、2人は再び出会う」
助手「おぉ。同じ学校なんですね!!」
教授「そんでまぁ・・・」
教授「2人は同じ学校でどんどん親しい仲になって行き・・・すぐに2人は恋に落ちる」
教授「夏。秋。2人は幸せな時間をプラハの街で送るのじゃが・・・」
助手「つーか、ガッツリ、はしょってますね。ここらへん」
教授「まともにやると、大長編レベルになるからな、このストーリー。はしょらねば」
教授「で、まぁ。甘い時間をすごして来た2人じゃったが・・・」
教授「しかし。11月にベルリンの壁が崩壊し」
教授「共産圏の各国で、民主化の運動が激化する」
教授「もちろん、チェコスロバキアも例外ではなかった」
教授「民主化に強い関心を持つ雅ちゃんも、例外なく学生のデモ運動に参加するのであったが・・・」
助手「ヴルタヴァ川がモルダウ川と呼ばれる事を悲しむような人ですもんね」
助手「そら、デモに参加するわ」
教授「しかし。チェコに定住している雅ちゃんと違い、愛理ちゃんはそうはいかない」
教授「あくまで留学生の愛理ちゃんは、すぐにチェコスロバキアを離れ、日本に戻るよう、日本の親から召還を食らうのであった」
助手「たしかに!!」
助手「デモに巻き込まれては大惨事ですもんね」
教授「うむ」
教授「まぁ、この時の事件は『ビロード革命』と呼ばれていて」
教授「全く流血沙汰にならなかった、きわめて穏やかな革命だったのじゃが」
教授「それはあくまで結果論であり、最初のうちはデモの規模がどうなるかなんて分からんもんな」
助手「基本的に死者は出ますからね〜。デモが過激化すると」
教授「学校の先生にも国に戻るように言われ、雅ちゃんにも帰るように薦められるが・・・」
教授「愛理ちゃんはガンとして聞かない」
教授「戻りたくないと駄々を捏ねる」
助手「おぉ・・・鈴木さん!!」
助手「自ら危険に身を投じるのですね!鈴木さん!!!」
教授「初めて出会ったカレル橋の上で言葉を交わす2人」
教授「遥か向こうのヴァーツラフ広場からは、デモの声が響いてくる中・・・」
教授「愛理は目を真っ赤に腫らして、雅ちゃんに答えるのじゃった」
教授「『わたしね・・・雁字搦めの毎日がイヤでイヤで・・・日本から逃げてきたの』」
教授「『親からは、学を身に着けて、行く行くは然るべき政界の男性と結婚しろ・・・毎日、そんな事ばっか言われて』」
教授「『学校では私、あんまりクラスメイトに好かれてなくて・・・イジめられたり。いい事なんて何もなかった』」
教授「『どうしても逃げ出したくて・・・留学させてくれなかったら死んでやるって親を脅して、無理やり親戚の家にホームステイしてきたの』」
教授「『親は危険だからダメだって言ってたけど・・・どうしても逃げたかった』」
助手「おぉ・・・鈴木さん」
助手「だから、情勢が揺れ動いているプラハなんかに留学してきたんですね」
教授「『だから、わたし。帰りたくない・・・』」
教授「『このまま、みやの傍に居たい・・・日本に帰りたくない』」
助手「す、鈴木さん!!!」
助手「うわぁ〜。このままプラハに置いてあげたい!!鈴木さん」
教授「しかし、雅ちゃんは一瞬困った表情を浮かべた後、愛理を諭すように答えるのであった」
教授「『ダメだよ、愛理。帰らなきゃ・・・』『イヤ。みやの傍がいい・・・』『愛理の祖国は、ココじゃないんだから』」
教授「『でも・・・みやだって!!』『あたしは元々は日本人だけど、小さい頃から育ったこの国が祖国だと思ってる。だから、戦うの』」
教授「『・・・え?』『プラハは長い間、他所の国に踏みにじられ悲しい歴史を積み上げて来たけれど・・・その悲しい歴史も、きっと今、終えることが出来る』」
教授「『だから愛理も、祖国に戻って戦うんだ。悲しい歴史は逃げてても終わらない。戦わなきゃ』『みや・・・』『勇気を出して・・・愛理』」
教授「そういって、最後に『勇気出るおまじない』と言って、優しいキスを交わすのじゃ」
助手「おぉおおおおおおおお!!!」
助手「夏焼さん、カッコイイ!!!!」
助手「さすが、革命に生きる人間は、言う事が違う!!!」
助手「なにがどう、おまじないなのか、よくわかんないけど!!!」
教授「まぁ、こうして・・・」
教授「雅ちゃんの言葉に勇気付けられ、愛理ちゃんは日本へと帰る」
教授「プラハで出会った、半年の間だけの・・・だけど、一生忘れる事の出来ない、大切な恋人への思いを胸に抱いたまま」


恋すると苦しくてあきらめようとするけれど
つぼみのままこの想いつむなんてできない
またいつか会いたいね でももう二度と会えないね
さよなら言わなきゃ

さようなら優しさを思い出を涙を
忘れてたときめきをせつなさをありがとう
言葉では何ひとつ言えなかったあなたに
この歌を贈るわ


助手「おぉおおおおおおおお!!!」
助手「・・・・・・・・・・・・・」
助手「ってか。そーいえば、ジュリアンのドラマだったんですね、これ」
教授「うん、そうじゃよ」
助手「・・・・・・・・・・・・・」
助手「ぶっちゃけ。あんまりジュリアンの歌詞、関係なくありませんでした?」
教授「・・・・・・・・・・・・・」
教授「うむ。ワシも実は、途中から気づいてた」
教授「歌詞の内容、全然カンケーねーな・・・と」
教授「でも、ノリノリで作っちゃったので。この内容で押し通した!!」
助手「その割に、途中メンドくなって、はしょりまくってましたね」
教授「不必要に長くなりそうだったので、致し方ない」
助手「まぁでも」
助手「みやあいりで民主革命とか、いいですね!!」
教授「いいじゃろ?!みやあいりにやらせたいじゃろ?!!」
助手「それにしても、教授は革命ネタ好きですよね〜」
教授「女子の憧れじゃからなぁ、革命と言う響きは」
助手「つーわけで・・・」
助手「みやあいりが終わったところで!!」




☆ベリカプで『空より海より』のドラマを演じてみよう!!

助手「そろそろ、りしゃみやの2作目が観たいのですが、僕としては」
教授「そっか。梨沙子ヲタじゃもんな、助手は」
助手「菅谷さんのヲタを名乗るには、経験が浅くて申し訳ありませんが・・・」
助手「りしゃみやヲタは名乗れます!!りしゃみやらいすっきー!!」
教授「うむ」
教授「ワシの身内のりしゃみやヲタも楽しみにしとったし」
教授「最後にりしゃみや、行くか!!」
助手「どの曲行きますか?」
教授「うむ」
教授「実は・・・ワシが『この曲は絶対りしゃみや(の梨沙子)だなー!!』と昔から思ってる曲があって」
助手「ほほぅ!この企画を始める遥か前からですか?」
教授「そーなんじゃよ」
教授「4年ぐらい前に久々にプリプリ聞きたくなって、CD引っ張り出してきて」
教授「聞いた瞬間に『あ!今聞くと、ちょーりしゃみや(の梨沙子)っぽい!』って・・・」
教授「とりあえず、歌詞を読めば解る」


空より海より(プリプリサンバ'91)

(作詞:富田京子  作曲:奥居香)


鳴ったまま止まらない鼓動と
眠れないままにむかえた朝
だって恋はまだしらん顔で
なんだか泣けてくる

顔を見ると息が止まる
声を聞くと倒れそう
切なさ 痛さ 景色
君が動かすよ

空よりずっと 海よりもっと
高く深く 君が大好きだよ
こんな気持ちを 届けてよと
ばっと散った星屑に願うよ

真っ赤な太陽と恋の熱
このままじゃ 身を焦がし灰になる
言っちゃえば ラクになる気がして
飛び出る君の前

その瞳見つめられると
それだけで苦しくて
ことばは遠のいてく
消えてしまいそう

ドキドキする胸の中を
全部全部 今すぐに伝えたいよ
君だけだよ 大切だよ
世界中の女神に誓うよ

空よりずっと 海よりもっと
高く深く 君が大好きだよ
こんな気持ちを 受け止めてよ
生まれて初めて知ったときめき

きっときっと ほら 上手に言える
ずっとずっと いつも君だけを見てた
きっときっと ねえ 絶対言える
やっとやっと その目を見つめながら

空よりずっと 海よりもっと
高く深く 君が大好きだよ
君だけだよ 大切だよ
世界中の女神に誓うよ



助手「・・・・・・・・・・・・・・」
助手「(ガビーン!!)マジ、菅谷さんすぐる!!!!
教授「こんなに包み隠さず好き好きオーラを出すの、梨沙子ぐらいじゃろ?!」
助手「91って事は、約20年前・・・」
助手「そんな昔から、今の菅谷さん表すような歌詞を書くとは!!!」
助手「富田さん。恐るべし!!!」
教授「梨沙子が生まれる前に、梨沙子っぽい曲書いてるからな」
教授「オレのプリプリ推しメン、凄いな!!」
助手「別に菅谷さんの曲じゃないけど、今となっては菅谷さんにあげて欲しいですね、この曲」
教授「空より海より 〜りさこサンバ2010〜 で!!」
助手「うわぁ〜。マジ、菅谷さんっぽくてウケる〜!!!」
助手「でも、いい歌詞ですね!これ」
教授「この歌詞、ワシの中で富きょんベストライティングなんじゃけど」
教授「きょんちゃんの、飾らないストレートな言葉まわしが」
教授「超アップテンポのメロディと、奥居さんの明るい声でたたみかけで、すっごいいい感じの仕上がり」
教授「この歌詞をバラードとかで歌い上げだと恥ずかしいけど」
教授「超アップテンポで明るい曲調だから、すっごい可愛くて良曲」
教授「きょんちゃんの歌詞は、ワシ的には、バラードよりも・・・」
教授「『パレードしようよ』とか『MELODYMELODY』とか、アップテンポの曲の時に真価が出ると思うんじゃけど」
助手「おぉ!初めて富田さんのマジヲタっぽい意見が!!!」
教授「加奈ちゃんの詞は大人すぎて、アップテンポなポップス曲に合わないからなぁ〜」
教授「つーか、『MELODY MELODY』もりしゃみやっぽいんじゃよな〜」
助手「富田さんの書く女子って、菅谷さんっぽいですよね。なんか『女子』って感じが!」
教授「そうそう!恋にウジウジしてて、乙女チックでな!凄い梨沙子に似合う」
教授「で、この曲でりしゃみやドラマじゃけど・・・」
教授「・・・・・・・・・・・・」
教授「まっさきに、FCツアーのハワイの夜が浮かんだんじゃけど・・・」
助手「!!!!!!」
助手「そーーれーーーだーーーーー!!!!!!」
助手「それですよ!まさにそれですよ!!!」
助手「ハワイの夜!!!」
助手「曲も完全に南国の歌ですしね!!」
教授「『鳴ったまま止まらない鼓動と 眠れないままにむかえた朝じゃろ?』」
教授「アイツらほら、同じ部屋じゃったから」
教授「ドキドキして寝れなかったじゃろ?梨沙子」
助手「『だって恋はまだ知らん顔で なんだか泣けてくる・・・』」
助手「うおぉおお!!菅谷さん、かわいそうに!!!!」
助手「同じ部屋で生殺しですね!!」
教授「今までのドラマはパラレルじゃったけど・・・」
教授「今回はリアルで作れそうじゃな」
助手「プリプリソングがリアルで当てはまるとは、菅谷さん、強すぎる!!」
教授「うむ、というわけで・・・」
教授「ハワイの夜。同じ部屋になった雅ちゃんと梨沙子」
教授「2人でフラダンスの練習とかして遊んでたけど」
教授「内心梨沙子は、2人きりでドキドキしてるワケじゃ」
助手「うわぁ〜〜。リアルとリンクしすぎて、僕らもドキドキものですね!!!」
教授「で。2人で一緒に遊んだ後」
教授「同じベッドで寝っ転がって、メンバーの事とかイベントの事とか、今日の事を話すワケじゃ・・・」
教授「同じベッドじゃから、あれだよな。10センチぐらい向こうに雅ちゃんの顔があって・・・」
助手「もう、心臓どっくんどっくんですね!!」
教授「苦しくてドキドキして息がしづらくて仕方ないワケじゃ」
教授「でも。一方の雅ちゃんは梨沙子の事をなんとも思ってないワケで・・・」
教授「緊張してる梨沙子とは裏腹に、目の前でさっさと寝落ちしてしまう」
助手「全然キンチョーしてないんですねぇ。夏焼さんは」
教授「目の前の雅ちゃんのカワイイ寝顔と寝息にドキドキする一方、安心しきって平気で寝ちゃう雅ちゃんに・・・」
教授「思わず梨沙子は眠ってる雅ちゃんに『みやのバカ・・・』と、呟く」
助手「確かに。全く脈なしですもんねぇ」
教授「結局、眠れなかった梨沙子。眠れないまま、明け方の4時半を迎える」
助手「うわっ。徹夜か〜!!」
教授「一方。目の前の雅ちゃんは、幸せそうに、こっちの気持ちを何も知らず熟睡してて」
教授「あまりの手ごたえのなさに、自分ひとりが勝手にキンチョーしてて、バカみたいで、なんだか悲しくなってくる」
助手「菅谷さん。可哀想すぐる」
教授「4時半だし、翌日の起床時間までかなりあるので、寝なきゃと思うが・・・」
教授「ふと窓の方を見ると、カーテンの隙間から微かな光が」
教授「『あれ?もう、陽が昇ってるの?』と思い、カーテンを開くと」
教授「まだ4時半なので窓の外は暗いが、遥か海の向こうから、微か〜に太陽が昇り始めている」
教授「『わっ。綺麗!!』梨沙子はベッドを1人飛び起きて、ベランダに出る」
教授「寄せては返す細波の音。水平線の向こうに微かに見え始める太陽。空には宝石を散りばめたような星の海」
教授「そうだ。明けない夜はないし。昇らない太陽はない・・・」
教授「この景色を観ていると、ちょっとだけ、この気持ちを伝える勇気が沸く・・・」
教授「ふとベランダから部屋の中を覗き込むと、雅ちゃんはまだ、のんきに寝息を立てている」
教授「幸せそうに寝ている雅ちゃんに、クスっと微笑む梨沙子」
教授「『空よりずっと 海よりもっと 高く深く大好きだよ・・・』」
教授「梨沙子はそんな思いを、空一面の星空へと呟くのであった」
助手「・・・・・・・・・・・・」
助手「い、いいいいいいいいいい!!!!!!」
助手「いいじゃないッスかぁあああああ!!!!」
助手「リアルにハワイの夜が存在するから、実に萌える!!!」
教授「じゃろ?!絶対そんな感じじゃっただろ?ハワイの夜の梨沙子!!!」
教授「そして・・・明け方6時半。起床時間の1時間前」
教授「結局あの後も寝れなかった梨沙子が、ベランダで真っ赤に昇る太陽を見つめていると」
教授「『あれ?もう起きてるの?梨沙子。早いね〜』」
教授「ふと振り返ると、そこにはボサボサのボブの髪の毛をかきあげる、雅ちゃんの姿が」
助手「そっか!ハワイツアーは、まだ、ボブびちゃんですね!!!」
教授「ボサボサ髪で眠気眼をこする雅ちゃんに、ドキっとする梨沙子」
教授「背中は南国の太陽の熱がジリジリと焼きつき」
教授「胸の辺りは、雅ちゃんへの恋心で、焼けるように熱い」
助手「うぉおおおおお。菅谷さん、カワイイなぁ〜〜〜〜!!!!」
助手「言っちゃえ!言っちゃえ!!!」
教授「雅ちゃんを見てフリーズする梨沙子に、『どしたの?』歩み寄る雅ちゃん」
教授「昨日。免税店で買っていたコロンの匂いが、微かに漂う」
教授「あ・・・いつものみやと違う匂い・・・と思い」
教授「余計にドキドキしてしまう」
教授「なんだか胸と背中が両方熱くて、このまま身を焦がして灰になってしまいそう・・・」
教授「いっそ楽になりたくて『好きだよ・・・』その言葉が喉の辺りまで、出掛かるが」
教授「『大丈夫?梨沙子。顔赤いよ?太陽に当たりすぎたんじゃない?』」
教授「ふと、おでこに触れる、冷たい手」
教授「心配そうにまっすぐな目で、梨沙子を見つめる雅ちゃんに、出掛かった言葉は消えてしまいそうになる」
助手「あぁあああ、菅谷さん!!がんばってぇええええ!!!!」
助手「言うんだ、言うんだ、梨沙子!!!」
教授「ドキドキする胸の中を、全部全部、今すぐに伝えたい・・・」
教授「でも、緊張で苦しくて倒れてしまいそうになる」
教授「『だ、大丈夫だよ。景色が綺麗だから・・・見てただけ・・・』と、答えるだけで精一杯だった」
助手「だぁぁああ!!菅谷さん!!!」
教授「すると雅ちゃん『ね!!海がちょー綺麗!!』そう言ったあと・・・」
教授「『ねぇ、梨沙子。起床時間まで1時間あるし・・・ちょっと、海沿いを散歩しない?』と声をかけられる」
助手「おぉぉおおお!!!チャンス到来!!!」
助手「海沿いを2人きりで散歩とか、ゴールデンチャンスですよ!!菅谷さん!!!」
教授「2人はホテルのフロントから、目の前の砂浜へと出る・・・」
教授「焼けるような日差し。Tシャツと短パン姿の2人」
教授「ビーチサンダルの雅ちゃんに対して、梨沙子はサンダルでちょっと砂浜に足を取られ気味」
教授「すると『ほら、梨沙子!大丈夫?』そう言って、雅ちゃんは砂に足をとられてる梨沙子の手を引っ張ってくれる」
助手「優しいぃ!!夏焼さん!!!」
助手「さりげなく手を引っ張ってくれたりするのが、優しいですよね」
教授「そう言うトコに、惚れちゃうんじゃよな」
教授「『うん・・・だいじょうぶだよ』梨沙子がそう言うと、雅ちゃんは『ね、靴脱いじゃおうか?』『え?』『その方が歩きやすいし、気持ちいいよ』」
教授「そういってビーサンを脱ぎ捨てて、波打ち際に駆けて行く雅ちゃん」
教授「梨沙子もサンダルを脱いで、雅ちゃんを追おうとするが・・・」
教授「・・・・・・・・・・」
教授「焼けるように眩しい太陽。明るい空。深く透き通る海」
教授「だけど、波打ち際で笑う雅ちゃんは」
教授「梨沙子の目には、太陽より眩しく、空より明るく、海より透き通って見えた」
教授「そう。海辺ではしゃぐ雅ちゃんを見て、梨沙子は改めて思うのじゃ」
教授「空よりずっと 海よりもっと 高く深く 君が大好きだよ・・・と」
助手「キャーー!!キターーー!!!」
助手「空より海より・・・夏焼雅!!!」
教授「生まれて初めて知ったときめき・・・これが、初恋なんだと」
教授「寄せる波と果てしない水平線。ギラギラの太陽」
教授「南国の海と空は、梨沙子に勇気を与えてくれる」
教授「スゥ〜と息を吸う梨沙子」
教授「胸のドキドキが波の音に溶け、焼きつくような胸の熱は、太陽の熱にかき消される」
教授「緊張が少しだけ和らぐ」
教授「そんな梨沙子を不思議そうに見つめる雅ちゃん。そのまっすぐ透き通った眼差しも、透き通った海に同化する」
教授「今なら。言える気がする」
教授「梨沙子は一歩、雅ちゃんへと歩み寄り、心の中で呟くのじゃ・・・」
教授「大丈夫、ほら、上手に言える」
教授「『ずっとずっと いつも君だけを見てた』」
教授「きっときっと ねえ 絶対言える・・・やっとやっと その目を見つめながら」
助手「いやっほぅ!!!ついに告白の瞬間が!!!!!」
教授「見つめあう2人。ゆっくりと開かれる梨沙子の唇」


空よりずっと 海よりもっと
高く深く 君が大好きだよ
君だけだよ 大切だよ
世界中の女神に誓うよ



教授「ってな感じでどーーーですか?!奥さん!!!」
助手「キャアアアアアア!!マジ、りしゃみやすぐる!!!」
助手「また、ホント!リアルにハワイの部屋割りがりしゃみやだったから、リアルに萌えますな!!」
助手「南国の海って、あれですよね。人間の気持ちを大胆にさせますからね!」
教授「そうそう!南国にまでいって、同じ部屋に泊まって」
教授「梨沙子が何もしないワケがない!!」
教授「むしろ、絶好の南国チャンスで夏焼さんに何も出来なきゃ、梨沙子は一生、夏焼に何も出来ない!!」
助手「南国で何も出来なきゃ、東京でも何も出来ないですよねぇ」
助手「でも、今年もまた。ハワイツアーありますからね!!」
教授「そうなんじゃよ!今年もハワイリベンジ!!!」
教授「ワシは残念ながらハワイには行けないけど、東京から応援してるぞ!!梨沙子!!」
教授「南国チャンスをモノにするのじゃ!!!」
助手「うわぁ〜〜〜。今年のハワイツアーの部屋割りが、今から楽しみッスわ!!!」
教授「な!!また、嗣さんに部屋割りの報告をしてもらわなきゃな!!」
助手「嗣永さんや清水さんが、きっと、さりげなく報告してくれますよ。全国のりしゃみやファンの為に!!」
助手「いやぁ〜しかし。良かったですよ!!コレ!!」
助手「富田さん!!ありがとう!!」
教授「そんな感じで・・・以上」
教授「プリプリソングでお送りする、夏焼カップリング祭りでした!!!」
助手「・・・・・・・・・・・・」
助手「言われてみれば、すべて夏焼ネタ!!!!(ガビーン)」
助手「みやもも、りしゃみや、みやさき、みやあいり」
助手「見事に夏焼さんオンパレード!!!」
教授「うむ。改めて・・・」
教授「夏焼さんの『カップリングネタ主役属性』は凄いと思ったわい!!」
教授「なんの役をやらせても、大抵似合う!!凄いな、夏焼!!!」
助手「すごすぎる」
助手「・・・・・・・・・・・・」
助手「今度はBuono!の歌詞とかで、同じネタやってみたいですね」
教授「おぉ!いいな!!」
教授「消失点!!バニシングポイント!!!」
教授「ぼーのでみやカプ祭り、いいな!!」
教授「考えておこう!」
助手「それでは、また、次の機会で」
助手「みなさん、長々とありがとーございました!!!」



(ベリカプでプリプリソングのドラマを作ろう!!〜閉幕〜)