3・4時限目:『ベリーズ・ポテンシャルエネルギー 論』
 
本日のテーマ:集合写真におけるエナジーパワー
 


4時限目:ベリーズ・ポテンシャルエネルギー論 ―実践編―




はい。
それでは4時限目になりました。授業の続きをはじめたいと思います。
起立、礼、着席!!!




命題 3―― 集合写真のエネルギー源とその流れ



えー、と言うわけで。
3時限目の授業では、集合写真の特徴とパーソナルエネルギーについて解説致しました。
前の時間のお話をおさらいしてみますと・・・すなわち集合写真とは。


@平等には目立てない

A基本、前列センターの人間ほど目立てる

B顔立ち・可愛さ・表情・ポージング・眼力によって、さらに個人差が現れる


・・・と言う結果になります。
そして、これらの条件が揃っている人間ほど、集合写真に於いてエネルギーの源的役割を果たす存在であるのです。



―――と言っても、些か説明が解り難いかもしれませんね。
ではここで、1つの例を挙げて解りやすく解説したいと思います。



1、エネルギー源とはなにか?


まずは、こちらの写真をご覧ください。


  これは、かなり以前ハロショで発売になった2L写真です。
  過去に発売された2L写真の中でも群を抜いて出来の良い写真ですが・・・。
  これを見て、まずあなたは誰から目に入りますか?

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・。

  この結果に関しては多少の個人差は出ると思いますが、私は夏焼です。
  まず夏焼と目が合ったあとに、隣の菅谷へと目線が流れます。
  この写真の中では、夏焼が異常な眼力を発揮してます。
  ちなみに夏焼は嗣永と並べたときに、良くバカでかいエネルギーを出してきます。
  まぁ、それについては後に語るとしまして・・・。
  この写真は前列のメンバーが全員エネルギーを放出しまくってるので、
  好みしだいで誰から目に付いてもおかしくないですが、とりあえず私は夏焼です。

   しかし。
  個人差は多少あれど、少なくともこれだけは言えるハズです。
  間違いなく、後列のメンバーからは見ない。
  佐紀ちゃんヲタとかで、コレを見た瞬間に佐紀ちゃんから目に入った人はある意味奇跡です。
  恐らく普通なら、干されーズヲタでもこの写真は前列から目に入ります。
  
  ただし、これは後ろの干され組が悪いワケではない。
  良く見ると、後列組みも物凄くいい表情してるのです。(舞波以外)
  千奈美の笑顔なんて、もし彼女が前列にいたら一番最初に目に入ってるかもしれないほど。
   しかし、かなしいかな・・・。
   ピントすら合ってない、ライトすら当たってない哀愁の干され組みは、
   どう足掻いても最初に目には入りません。
   最初に目に入るのは前列の4人のどれかです。

   それでは、多少の個人差はあるとは思いますが・・・。
   ここで最初に目に付いたのが夏焼だとしてみましょう。


この写真を一目見た瞬間、まず最初に夏焼に目が留まります。
そして夏焼に目が留まった瞬間に、「カワイイ」とか「色っぽい」とか「おっ!」みたいな感覚が、まず最初に生まれます。
その感覚はなんでもいいのです。「微妙」とかのマイナスでも「最高」とかのプラスでもいいのです。
その写真の持つ最初のエネルギーがそこで発生します。つまりこの写真では、夏焼がエネルギー源なのです。
そして、エネルギー源になる人物と言うのが・・・3時限目で述べた『集合写真で目立つ条件』を多く孕んだ人間です。
すなわちセンター前列でパーソナルエネルギーを多く含んだ人間ほど、エネルギー源になる可能性が高いと言うワケです。






2、エネルギーの流れの仕組み


そして――。
発生したエネルギーと言うのは必ず流れていきます。
ピン写真なればその子1人のエネルギーだけで終了ですが、集合写真とは複数で写すものであって、故に必ずエネルギーは流れます。
いわゆるエネルギー伝導です。
そしてエネルギーと言うモノは、必ず隣接した場所に伝わります。急に離れた場所には飛びません。
また。エネルギーは、出来るだけ好条件(配置がいい。パーソナルエネルギーが高い)の場所へと流れて行きます。
そしてここでは、夏焼から発生したエネルギーは菅谷を通じて完全に左寄りに流れて行ってます。


 これは並ばせ方の配置的バランスが、大きな原因のひとつです。
 エネルギーバランス的に、完全に左に偏ってます。 
 夏焼・菅谷・熊井を前列にして後ろの清水、須藤を後列。
 この5人だけで写真そのものが成り立ってる状態になってます。
 右3人を消すと、左側が非常にエネルギーバランスが良く、左だけで写真が成り立ってるのが解ると思います。

 もっとも、個人個人で見ると、嗣永の乙女座りも徳永の笑顔もポイント高いハズなのですが・・・。
 しかし前列が3対1に別れてる状態でしかも3人ともがオーラを出して来てるので、
 さすがの嗣永もこの配置ではバランス的に厳しい状態です。

 このように・・・。

 どのメンバーをどの場所にバランスよく配置するか。
 それは集合写真に於いて非常に重要なポイントとなります。
 エネルギーの強すぎるメンバーの横に弱いメンバーを配置すれば潰されるし、
 片方にばかりエネルギーの強いメンバーを固めてはバランスが悪い。
 
 『集合写真に於いて、そのベリメンがその場所に居ることによって生じるエネルギーの流れ』

 そしてこれこそが、ベリーズ・ポテンシャルエネルギーなのです。









命題 4―― ベリーズ・ポテンシャルエネルギーの実例


さて。
ここからは例題をいくつか挙げて、『ベリーズ・ポテンシャルエネルギー』について検証して行きたいと思います。



実例1 : 2列目が1列目を覆したパターン




上記の写真はハイスコアのDVDパンフの衣装ですね。
まだ石村のいる時代、夏焼・嗣永センターの熊井・菅谷のサブセンター。後期8人時代の主流の並び方です。
この配置は比較的バランスのいい配置であり、前列4人体勢の写真配置の中では結構好きな並び方でした。
嗣永&夏焼のエネルギー量も同じぐらいだし、熊井と菅谷のエネルギー量も同じくらい。前列に関しては非常にバランスが取れてます。

しかし。

この写真に限っては、普通に考えればバランスのいい筈の配置なのですが、全体的に見ると僅かにバランスが乱れてます。
私的にはエネルギーがやや右よりかな?と思います。
前列の菅谷が熊井に打ち勝ってるのか?とも思ったのですが・・・





後列を潰して前列の4人だけで見てみると、決してバランスは悪くない。
どうやら後列組みのバランスが問題らしいのです。
で、実際に後列を見てみると、後列のエネルギーバランスが随分と悪いと言うのが解ります。
左の清水&須藤組に比べて、右の徳永&石村組が圧倒的にエネルギーを出してきてるのです。
その結果、全体的にエネルギーが右に寄って来てしまい、結果として左がなくても成り立つエネルギーバランスと化してしまってます。





1列目と言うものは集合写真に於いて、最重要ポイントではありますが・・・2列目も甘く見てはいけません。
2列目の出来栄えが、1列目の結果を覆すパターンだって大いにありえるのです。
・・・・・・・・・・・。
それにしても、この写真の石村はかなりのオーラを放ってます。
石村と言うのは面白い存在で、素人以下の映りをする時もあれば、このように妙なオーラを放つときもあります。
桃子ヲタの目から見て、石村は結構、嗣永に似た写り方をする時がありました。
嗣永が指導してたのか、石村なりに技を盗んでたのかは解りませんが、石村の写真はたまにメガヒットがあって実に興味深かったです。




実例2 : 1列目が2列目を潰したパターン


さて。先ほどは2列目が1列目の結果を覆したパターンをお伝えしましたが、
今度は1列目が2列目を完全に潰してしまった例をお見せしましょう・・・。




ベリーズフェスティバルの集合写真ですが・・・これは凄い。
1列目の菅谷と嗣永が圧倒的なオーラを放ってるため、エネルギーが後ろに流れる以前に、前列だけで完結してます。
そもそも位置関係的に2列目は分が悪すぎるので、ただでさえ分が悪いのに、1列目でこの表情をされてはたまらないといったところか。
ただ前列も、菅谷と嗣永の右寄りにエネルギーが偏ってるので、見方によっては右の菅谷・嗣永・熊井・須藤の4人の形で写真が形成されてるとも考えられます。
夏焼も決して悪くないんだが・・・この写真に関しては嗣永が右でエネルギーを出しまくってるので、やや部が悪い。
とりあえず徳永と清水には全くエネルギーが流れて行かない状態です。







 次に・・・。
 こちらは『21時までのシンデレラ シングルV』についていたフォトカードですが・・・。
 この写真も凄いです。
 個人的には推せるんだけど、ここまで推せないメンバー配置も初めてです。
 私自身は夏焼と嗣永が好きなので、この写真は素晴らしいです。
 夏焼がここまでエースのオーラを放ってる画像は、これが初めてです。
 間違いなく最強夏焼です。
 嗣永も負けじと、ギラギラと感全開です。


 しかし。


 前列2人が凄すぎる結果、この画像は夏焼と嗣永。その2人しか印象に残りません。
 他のメンバーに全くエネルギーが伝わらない状態です。
 流れるとしたら位置的に、菅谷・徳永・清水だが・・・。
 少なくとも清水と徳永にはこのエネルギーを受け取ることは出来ず、
 ギリギリエネルギーが伝わって菅谷。
 そしてそのまま、熊井の方へとエネルギーが流れていく状態です。









実際に他の4人を消してみても、
推されーズ4人だけで写真が成り立ってしまってるのが解ると思います。
夏焼的には最高のオーラを放ってる写真で推せるが、ソレを考えると、この写真はベリーズとしては最悪の配置ではあります。

ちなみに、この夏焼と言う人物も、中々に興味深い子でして・・・。
この人は嗣永と組ませると、対抗意識からか、たまに物凄いオーラを出してきます。
その実例がこちら――。





 まず。
 この写真の夏焼がカワイイかどうかは二の次となります。
 結論から言うと、あんま可愛くない。むしろクドイ。
 しかし、夏焼がここまでクドいエネルギーを出してきたのは、初めて見ました。
 とりあえず本人が嗣永に負けまいと、エネルギーをガンガンに出してきてるのは解ります。

 その結果、嗣永に全く存在負けしてません。

 恐らく、菅谷や徳永や清水と組ませてもこの表情はしない。  
 嗣永と組ませたから、ここまでクドいエネルギーを出してきたのだと思われます。
 
 
 そう。命題3でも先述いたしましたが・・・。
 エネルギーとは「カワイイ」等のプラスでも「キモイ」などのマイナスでもどっちでもいいのです。
 マイナスエネルギーでもプラスエネルギーでも、エネルギーを出しまくってる人間が集合写真では目立つ。
 嗣永などは大抵、マイナスエネルギーの方が多いです。
 
 そして、ここでは夏焼もマイナス寄りなエネルギーではありますが。
 この夏焼が妙にエネルギーに満ちているのだけは解ります。

 それにしてもこの写真・・・。2人とも濃いいですね。








実例3 : 夏焼が埋もれるパターン


さて、そんな嗣永と並べると頑張る夏焼ですが。
この人は妙に自分のオーラを消してしまう瞬間があります。

   



其れすなわち、2列目に下げられた時です。
こちらはジリリキテルのCDとシングルVのフォトカードなのですね。
まぁ、後ろに下げられて、1列目の菅谷や嗣永にエネルギー負けするのは仕方ないが・・・
同じ2列目の清水や徳永たちと殆どエネルギーが変わらなくなります。
上のみやもも写真にあったような、クドイまでの存在感が全くここでは伺えません。

まぁ、1枚目の写真に関しては、夏焼がオーラを消すことで後ろの4人も逆にバランスが良くなってるのでいいのですが。
問題は2枚目の写真。夏焼が2列目センター。
本来なら、嗣永&菅谷の間で均等に発生したエネルギーを2列目センターの夏焼が受け止めて。そして夏焼から左右後方へとエネルギーを伝達せねばならないのですが・・・。
なまじ隣の熊井の方がオーラを発揮してるので、エネルギーがやや左寄りに流れてしまってます。
前列センタークラスの人材が2列目のセンターもこなせないとは、不甲斐ない・・・。
このジリリのシリーズの夏焼を見ると、シンデレラのシングルVでオーラ出しまくりだった夏焼と同一人物とは思えません。
この人は後ろに下げると途端に気が抜けるタイプなので、もったいないので出来れば夏焼は後列に下げないほうが良いように思えます。





実例4 : 2列目が1列目を潰すパターン


このように・・・。
本来1列目の人材が後ろに下がることで、2列目が途端に目立てるというワケではありません。
大抵の場合は、1列目の人材が後ろに下がれば埋もれるだけです。

しかし・・・。

極まれに、2列目が1列目を潰すパターンもあります。
それが、この写真です。


  これはスペのジャケ写の別バージョンですね。
  ここでは2列目センターに、嗣永が配置されてます。
  奇しくもこの写真は、先ほどのジリリ写真(2列目がセンター夏焼)に配置的には似てますが・・・
  先ほどの夏焼とは成果が真逆です。
  
  1列目のりしゃみやはズバ抜けての美少女っぷりで、
  この2人が物凄いエネルギーを発してるのは確かなんですが・・・。
  


  2列目の嗣永の極悪な顔が妙に目につく!!


   
  これは写真ですが、スペはジャケ写の方もこんな感じです。
  何故こんなにこのシリーズの嗣永は悪そうな顔なのか・・・。
  りしゃみやの美少女っぷりには顔では対抗できないので、腹黒さで対抗したのか?

  なんにせよ・・・。
  1列目のスッペシャル美少女なりしゃみやを、 
  2列目の極悪ヅラの嗣永が潰してるのは確か。この人の方が、悪目立ちしてます。
  
  ここまでしろとは言わないが・・・。
  ジリリの写真の夏焼にも、前列を喰うぐらいの貪欲さが欲しいものです。



ちなみに嗣永は、
カワイイ顔をしてる時よりも、極悪な顔をしてるときの方がより強いエネルギーを発揮します。
このことからも、可愛ければエネルギーが強力と言うわけではないことが解ります。






命題 5―― 最もバランスが良いとされる配置


・・・・・・・・。
と、以上のように。
集合写真とはメンバー配置次第で、様々なポテンシャルエネルギーを生みます。
夏焼を後列に下げればエネルギーが下がり、嗣永を後列に下げれば1列目を潰したりと・・・結果は様々です。

・・・では。

ベリーズ工房で最も良いと思われる配置は一体なんなのでしょうか?
最もバランス良くポテンシャルエネルギーが発生する配置は、一体なんなのでしょう?
これに関しても、人の好みの問題が関係するとは思いますが・・・。
わたくしの研究結果では、これが最たるベストポジションです。




前列3人後列4人。
眼力の強い夏焼と嗣永を両端に置いてバランスを取り、真ん中に菅谷を挟む。
こうする事で嗣永・夏焼の間の菅谷にエネルギーが集まります。
そして前列センターから後列へエネルギーが流れ、熊井&徳永からそれぞれ左右にエネルギーが分散。
その結果、非常に全体のバランスが取れた配置となっております。


・・・・・・・・。
もっとも。
以上の講義はあくまでも、






わたくし独自の研究結果でありますので――






異論反論はあると思いますが、まぁ、こう言う考え方もあるんだな程度に思っておいて下さいませ。
ベリーズ工房の写真は、写真ひとつでも非常に奥が深いです。
今日、授業に参加されたみなさまも、色々ベリーズの写真について研究してみると面白いかもしれませんよ。



・・・・・・・・。



さて、チャイムが鳴ったみたいですね。
今日のレクチャーはこれで終了致します。長い講義にお付き合いいただき、ありがとうございます。
以上で『ベリーズ・ポテンシャルエネルギー論』を終業いたします。
それではみなさん、ごきげんよう。

起立、礼、着席!!!