命題 1―― 集合写真において目立つ条件
集合写真とピン写真。
それの絶対的な違いは、『集合写真は平等ではない』と言うことです。
ピン写真なれば、どのメンバーも引きにしろアップにしろ平等にカメラに写してもらえます。その後の映り方は、個人個人の勝負となります。
しかし!!
集合写真は絶対に平等にはなりません。
それは人数の多いグループになればなるほど。その差は歴然としてきます。
ではその『集合写真に於ける差』と言うのはどこから生まれてくるのか・・・。それにはいくつかの理由があります。
1、集合写真とは『手前にいる存在』から目に入る
通常。2列に並んでいれば、手前にいる列から人は目に入ります。
それは自分の推しメンがどの位置とか、そーゆーのは関係ありません。
手前から奥へと順番に見る。
それが一番見やすい、モノの見方なのです。人間は無意識のうちにそう言う風に見るよう、形作られているのです。
よって、手前の列にいるメンバーはそのグループの中で『極めて最初に目に入る可能性の高い人物』なのです。
2、集合写真とは『真ん中あたりの存在』から目に入る
通常。例えば5人が横1列に並んでいれば、真ん中の人間・もしくはせいぜい、その両脇にいる人物から目に入ります。
少なくとも、5人の両端の人間からは見ません。
人間は『真ん中あたり』に漠然と視線を向けてしまうものなのです。
何故なら、真ん中あたりを見ることが、一番その写真全体のバランスを見渡すに都合がいいからです。
だから必ず一旦真ん中あたりに焦点を合わせてから、人は目線を動かして自分の推しメンを探すものなのです。
もっとも・・・中には「どーせ自分の推しメンは端っこだから」と言う理由で端っこから探索するクセの付いてしまった残念な人もいるかもしれませんが、これはあくまで一般的な意見です。
なので、写真の真ん中あたりにいるメンバーはそのグループの中で『極めて最初に目に入る可能性の高い人物』なのです。
3、集合写真とは『目立つ存在』から目に入る
例えば、まっピンクのフリフリのワンピースの人と、TシャツGパンを着ているだけの人がツーショット写真を撮れば、大抵の場合ピンクのフリフリワンピースの人間から目に入ってしまいます。
ようするに林家パー子と見栄晴がツーショット写真を撮れば、大抵の場合、林家パー子から目に入るでしょう・・・。
このように。例え同じ条件化でも、『目立つ人間か目立たない人間か』で、人の目に入る確率は大きく変わります。
そしてそれは、衣装だけの問題ではありません。
顔立ち・可愛さ・表情・ポージング。そして、眼力・・・。
目立つ人間には様々な条件があり、それら条件が揃えば揃うほど目立ちオーラは上がります。
・・・・・・・・・と。
以上の事を踏まえると、集合写真とは基本的に――
写真の手前、かつ、真ん中に配置され。オーラを備えた人間。
が、より目立つ事が出来ると言うワケです。
命題 2―― 集合写真における眼力の重要性
さて、命題1にて『集合写真に於いて目立つ条件』をいくつか挙げましたが。
1・2に関してはあくまで配置の問題となるので『個々の能力』は関係ありません。
しかし、条件3に関しては
個々の能力(パーソナルエネルギー)の違いが大きな影響力の違いを与える形となります。
顔立ち・可愛さ・表情・ポージング・眼力は人それぞれです。
そしてわたくしが、条件3の中でも最も重要と思うポイント。それこそが
眼力と言うモノです。
では、今からある2つの写真を見比べて、
眼力の与える影響力の大きさを検証してみたいと思います。
上記はどちらも、『夏夏ミニベリーズ』初回版のジャケット写真です。
よって2枚には時期的な違いも衣装や髪型の違いもありません。全く同じ条件です。
そしてそれを踏まえた上で、2枚の写真の決定的な違いを検証いたしましょう。
まずは@の写真。
嗣永と清水のツーショットです。
そしてAの写真。
こちらは嗣永・熊井・清水の3ショットです。
さて・・・ここからは『自分が誰のヲタであるか』の枠組みは捨てて考えてください。その考えはこれからの検証の邪魔になります。
で。その枠組みを捨てた上で判断していただきたい。。
まず、@の写真。この写真で
目立つのは嗣永と清水のどちらだ??
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
さて、みなさん考えていただきましたか?
これはハッキリとした正解はありませんので、わたくしの独断のみで語らせていただきますが、私的には
両方対等です。
どちらも同じくらいのパーソナルエネルギーで、どちらも同じくらいの目立ち方をしてます。あとは見る側の好みの問題です。
では、Aの写真。この写真で
目立つのは嗣永と清水のどちらだ??(熊井はここでは対象から除外してください
・・・・・・・・・・・・・・・。
さて、みなさん考えていただきましたか?
先ほどの@の写真では嗣永・清水で同じくらいのエネルギー放出量でしたが・・・今度はどうでしょうか?
この写真で目立つのはどちらか・・・。
わたくし個人としましては、圧倒的に
嗣永優勢と思いました。
@の写真では左右で平等だったハズのエネルギーが、Aの写真では完全にエネルギーが左側に片寄っています。
・・・・・・・。
それにしても。
同じ衣装、同じ髪型の嗣永と清水なのに。センターに熊井がいる以外はどちらも配置的バランスも平等なのに。このエネルギーの違いは一体なんなのか?
そこに、
嗣永の眼力の問題が絡んでいるのです!!
@とAの清水には口元が笑ってるか笑ってないかの違いはあれど、眼力そのものに変化は全くありません。
しかし、嗣永の方が@とAでは眼力が全く異なります。
Aの清水と熊井は薄ぼんやりとこちらを見つめているのが解る程度な一方で、Aの嗣永は、写真の向こうからこちらを見つめているのがハッキリと解ります。
写真越しに、
自分と眼を合わせて来てる感覚すら覚えます。
だ・か・ら。
Aの写真を見て我々は、まず最初に嗣永と目線を合わせてしまうのです。
人は見られれば無意識に相手と目を合わせてしまいます。
人間とはアイコンタクトする生き物なのです。
なので眼力が強く、写真越しに目線がハッキリと解る嗣永を、我々は必然的に見てしまうのです。
このように・・・。
パーソナルエネルギーには顔立ち・可愛さ・表情・ポージング等色々な要素がありますが、
眼力こそが最も大きなパーソナルエネルギーであるとわたくしは考えます。
そして。
これら強力な
パーソナルエネルギーを備えた人間こそが、集合写真に於いて、エネルギーの源的役割を果たす存在であるのです。
・・・・・・・・。
おや?ちょうどよいところでチャイムが鳴ってしまいましたね。
それでは3時限目の授業はここまでにします。
次は4時限目の授業にて『ベリーズ・ポテンシャルエネルギー』についてを、いくつかの実例を挙げて説明したいと思います。
それではみなさん、ごきげんよう。
起立、礼、着席!!!
(4時限目へ続く・・・)